メバル属の1種 Sebastes sp. 硬骨魚綱 カサゴ目 フサカサゴ科

2006年、愛媛県で採集。

成魚(20cmほど)
愛媛宇和島で5月ごろ採集



分布 北海道以南の各地沿岸、朝鮮半島
概要 眼は大きく、これでメバルという名になったとも言われる。かつて「メバル」と呼ばれていた魚は2008年に3種に分けられた。ここではこの写真からでは同定が困難なので、「メバル属の1種」としてのみ記す。温帯性の磯魚でサンゴ礁域には見られない。海藻の生える岩礁域に多く生息し、頭を上にして浮遊していることが多い。胎生魚としても有名で、雌は卵でなく仔魚を産む。
採集 ほぼ周年見られ、春または秋の終わりが採集によい。小さいものは6月ごろから出現するが地域により差がある。
飼育 60cm水槽でも長いこと飼育可能。ただし温帯性の魚であるため夏はクーラーが必要になる。他の魚との混泳も可能だが小魚やエビは餌になる可能性もあり、すすめられない。配合餌にも餌付きやすい。
食味 食用魚。唐揚げ、塩焼き、煮付け、大型のものは刺身でも食される。美味。
注意 特になし
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京.
WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/index.htm

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