クロホシマンジュウダイ Scatophagus argus (Linnaeus) 硬骨魚綱 スズキ目 クロホシマンジュウダイ科
2007年10月、高知県で採集。 | |
クロホシマンジュウダイの幼魚です。 体は丸く、体には横帯が複数入っています。 体が丸いですね、だから饅頭ですかね。 |
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2009年8月24日、高知県で採集。 全長1.5cm、このくらいの個体は漁港などに浮かんでいることも多い |
分布 | 南日本(太平洋側に多い)、インド・太平洋 |
概要 | クロホシマンジュウダイ科の魚は熱帯・亜熱帯海域に生息する魚で、本邦では本種のみが知られている。この仲間はアイゴやニザダイ、ツバメウオなどと同じくスズキ目ニザダイ亜目に分類される。本種の体側に暗色斑点が多数あるが、幼魚にはこの斑点がなく、黒い横帯となる。沿岸性の魚であるが成魚・幼魚共に汽水域にも入る。 |
採集 | 採集でよいのは9〜10月の秋。全長3cmくらいになったものが汽水域の枯れ枝などに付着していたりする。8月中・下旬には全長1cmくらいのものが内湾や河川汽水域の防波堤を浮遊している。浮遊しているものは手網で容易に掬うことができる。枯れ枝などにつくものは枝ごと掬うとよい。 |
飼育 | 汽水若しくは海水での飼育となる。成魚では30cmにもなるので60cmくらいの水槽で飼いたい。餌はコペポーダやブラインシュリンプ、アサリなどの貝類、エビ類、付着藻類などを食べる雑食性なので、さまざまなものを与えたい。熱帯性の魚なので、ヒーターが必要になる。他の魚との混泳も可能。ただし小さすぎるものは他魚に襲われる危険性もあり注意したい |
食味 | 食用にすることもあるが未だ食べたことはない。 |
注意 | 刺毒魚であり、背鰭棘に刺されると痛む。 |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/ |
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