コショウダイ Plectorhinchus cinctus (Temminck and Schlegel) 硬骨魚綱 スズキ目 イサキ科
2006年8月8日、福岡県で採集。
分布 | 南日本(琉球列島を除く)、インド・西部太平洋、アラビア海。 |
概要 | 体色は灰褐色で、体側に斜めの縞模様がある。下顎下面に鬚がなく、よくにたヒゲソリダイと区別できる。本種はコショウダイ科魚類としては珍しく温帯性の魚。肉食で小魚や甲殻類を好んで捕食する。コショウダイ属はインド・太平洋域に生息するイサキ科の大型種で、世界で約35種類が報告されている。うち日本産は11種知られる。採集家におなじみのヒレグロコショウダイなどは本属に含まれるが大物釣りの対象であるコロダイは別属に含まれる。 |
採集 | 投げ釣りや船釣りの外道として知られる。幼魚は浅い海水浴場や汽水域にも出現。極小個体は全身真っ黒で、最初は何の稚魚かわからず、しばらく飼育して本種であることがわかるケースもある。 |
飼育 | 餌を良く食べる丈夫な魚です。温帯に多いようで、水温の急上昇には弱い面があり、注意が必要。混泳は同じくらいの大きさの魚とならあまり問題がないが小魚は食べてしまうので注意。 |
食味 | 肉は白身で塩焼き、刺身など美味。 |
注意 | 特になし。 |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/index.htm Fishbase http://www.fishbase.org/search.php |
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