カサゴ Sebastiscus marmoratus   (Cuvier)


2006年5月、愛媛県で採集。

分布:北海道南部以南の日本〜東シナ海沿岸。

カサゴはカサゴ目、フサカサゴ亜科、カサゴ属に属する磯魚です。カサゴの仲間は流氷が浮かぶ北の海からサンゴ礁の海にまで見られますが、本種は温帯性の種類で、南日本沿岸では普通に見られる種です。背鰭の棘がかなり強いので、取り扱いには注意が必要です。

採集のポイント:飼育に向く小さなサイズの個体は3〜5月に多く見られます。この個体は5月に採集したもので、全長10cm弱です(11cmとしていたような記憶が・・・?)。採集方法は釣りが良いですが、針を飲み込んでしまった個体は飼育には向きません。

飼育のポイント:本種のような磯魚は隠れ家を作ることで落ち着きます。大きな岩やライブロック、死サンゴなどをいれて隠れる場所を作ってあげると良いです。餌についてはイカの切り身や小魚などを食べてくれるので問題ありません。このあたりはミノカサゴなどと違うところですね。本種は温帯性の魚ですので、夏期はクーラーが必要になります。

食味:から揚げや塩焼きなどに向きます。美味しい魚です。

戻る