カミナリベラ Stethojulis interrupta terina  Jordan and Snyder 硬骨魚綱 スズキ目 ベラ科 ※学名は中坊編(2000)に従った。

2007年8月、高知県で採集。
2008年8月26日
福岡県玄界灘沿岸で採集。
日本海側でも見られる。

分布 千葉県・兵庫県以南、東アフリカ〜ニュージーランドに至るインド・西部太平洋。
概要 成魚の雄は緑色の地色に青い帯が入り派手なものになる。雌は赤みを帯び腹部には小さな斑点が入る。幼魚は通常は灰色だが生息環境により若干変異がある。沖縄でも見られるが、本州では多く見られ温帯に適応しているといえる。ただし実際には広域な分布を示す。危険がせまったときや夜間の休息時には砂に潜る。近縁種ではハラスジベラが内湾のアマモ場で、アカオビベラが磯や浅いサンゴ礁で採集される。
採集 稚魚は高知県では6月の終わりごろから出現する。磯は勿論、潮溜まりでも良く見られ、夏の終わりには日本海側でもよく見られる。稚魚はタモ網で容易に採集できる。それより大きくなったものは釣りでとるとよい。
飼育 水槽は60cmのものでかまわない。温和で時に繊細な面を見せるが基本的には丈夫で飼いやすい。夜間に砂に潜る習性があり、砂を敷いてあげれば良い。餌は配合飼料を中心に、動物質のものを多く与えるとよい。混泳は大概問題ない。
食味 普通は食用にしない。
注意 特になし
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京.
WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/
Fishbase http://www.fishbase.org/search.php
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幼魚(Juv.)
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