イトモロコ  
Squalidus gracilis gracilis
  (Temminck and Schlegel)


2007年1月に福岡市内の河川で採集。

分布:濃尾平野以西の本州、四国の一部、九州北部、長崎県壱岐、五島列島の福江島。亜種のホソモロコは朝鮮半島に分布。

イトモロコは、「モロコ」という名前はついていてもタモロコやホンモロコと異なり、カマツカやニゴイに近い仲間です。いずれもコイ目コイ科に属しています。ほっそりとした魚で、口には小さなひげがあります。

採集のポイント:河川中・下流の堆積物が多い場所に群れで見られます。小さな水路などにも生息し、紅サシなどの餌で釣れることもあるそうです。

飼育のポイント:飼育は結構難しく、中級者向けの魚です。1〜2ヶ月程度ならば簡単に飼育できるのですが、長期飼育には難しい面が見られます。餌の問題なのか、あるいは底質、水流、水草の問題なのかは良くわかりません。

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