磯採集のすすめ

ここでは磯採集の際に見ておくべきポイントなどを紹介します。

1.潮溜まり

潮溜まりは干潮の際にできる小さな海水のたまりです。そのような場所には小魚が多数見られ、夏〜秋には太平洋側で死滅回遊魚も採集できます。この中にはチョウチョウウオやオヤビッチャなどの、いわゆる「熱帯魚」も含まれます。日本海側では潮の干満の差が小さく、潮溜まりは余りできないようです。比較的安全な場所が多く、子連れで採集をして楽しむ方もおられます。

2.素潜り
素潜りとはタンクをつけずに、シュノーケルと水中眼鏡で魚を採集する方法です(タンクをつけて魚を採集することは禁じられている場合が多い)。大きな潮溜まりや外海で採集する場合に良いです。ただし、潮溜まりに比べて危険が増しますので要注意です。
夏は水着だけでOKですが秋口以降にはウェット・スーツがほしくなります。

こんなに浅いところでも青く輝くソラスズメダイやチョウチョウウオ類、ベラの幼魚などに出会えました。

チョウチョウウオ類やオヤビッチャ、ヤッコ、ミナミハコフグなどの「死滅回遊魚」を狙うならば夏〜秋がシーズンです。

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3.釣り

磯での釣りといえばイシダイ、イシガキダイ、メジナ、イスズミ、コブダイ、クエ、ヤイトハタなどの大物が思い浮かびますが、我々が狙うものはせいぜい10cmくらいまでの小魚です。そのためあまりしっかりとした仕掛けは必要ありません。サヨリ針などを使い、小さなオキアミを針に刺して釣ります。ウキ釣りがお勧めです。それ以外だと根がかりの危険があります。なお、海に転落すると危険なので、ライフ・ジャケットが必要になります。

我々が狙う魚たちはみな、磯釣り師が「外道」と呼ぶ魚達なのだ。