ホシテンス Xyrichtys pavo (Valenciennes) 硬骨魚綱 スズキ目 ベラ科
成魚。 |
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ホシテンスの幼魚。 茶色い体色で背鰭棘が長く伸張することが特徴。 2007年8月29日に高知県で採集。 |
分布 | 駿河湾、高知県以南、東アフリカ〜ガラパゴス・カリフォルニア湾に至るインド・太平洋、東太平洋。 |
概要 | 幼魚では体色が茶褐色で、第一背鰭の先端が伸びる。成魚では灰褐色の地色に太い灰色の帯、体側中央付近に黒色紋(青く縁取られる)があるのが特徴。サンゴ礁域の周辺の砂底に生息する。肉食性で甲殻類、多毛類を捕食する。夜間の睡眠時には砂に潜る。 |
採集 | 幼魚は動きが鈍く浅い砂底で網で採集可能。成魚は釣りで採集可能だが、針を呑みこむこともあり、注意が必要。 |
飼育 | 丈夫で温和な魚。全長30cm近くになり、成魚は90cm水槽で飼うのがよい。砂に潜るので水槽には砂を敷くのがよい。驚くと水槽から飛び出すことがあるので、蓋は必需品。餌はオキアミ、キビナゴ切り身、配合飼料など様々なものを食う。混泳可能だが、ミツボシクロスズメダイなど気が強すぎる魚との混泳はできれば避ける。 |
食味 | テンスの仲間は煮つけが美味。 |
注意 | 特になし。 |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/ Fishbase http://www.fishbase.org/search.php |
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