ハシナガウバウオ Diademichthys lineatus (Sauvage) 硬骨魚綱 スズキ目 ウバウオ科
2006年10月21日、高知県で採集。 | |
ハシナガウバウオは水中ではよく泳いでいるのですが、水槽内ではコードやライブロック、貝殻などに吸い付くことがあります。 2007年10月採集。 |
分布 | 静岡県以南、インド・西部太平洋。 |
概要 | 黒色の体色に黄色いラインが入るという美しい魚。吻は長いが、長さは雌雄で差がある。腹部には腹鰭が変化した吸盤がある。サンゴ礁域の、特にガンガゼの周辺に多く生息している。他のウバウオと異なり、遊泳性が強い。夜間は吸盤で岩などにへばりつく。 |
採集 | 磯や防波堤のガンガゼの周辺にいることが多い。手網を使えば容易に採集できるが、ガンガゼの棘は長く、有毒なので注意が必要。 |
飼育 | 飼育は容易で、意外にも長生きする。餌としてはプランクトンや微生物などを与えるのがよい。混泳は問題ないが、同種の複数収容は喧嘩のもととなるので注意。また甲殻類に対して虐めることもあるので注意。 |
食味 | 普通食用にはしない。 |
注意 | 皮膚に毒があるという。 |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会 WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/index.htm Fishbase http://www.fishbase.org/search.php |
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