ハナキンチャクフグ Canthigaster coronata (Vaillant and Sauvage) 食中毒
2007年5月3日 高知県で採集。
分布 | 伊豆半島以南、南アフリカ〜ハワイ諸島にいたるインド・太平洋。 |
概要 | キタマクラ属の1種で、サイケデリックな色彩が特徴。黒色鞍上模様は橙色に縁取られ美しい。幼魚と成魚では色彩の変化はない。よく似たシマキンチャクフグでは鞍状模様が橙色に縁取られない。サンゴ礁や岩礁域に生息する普通種。食性は付着生物など。単独、またはペアでいることが多く、あまり群れていない。 |
採集 | 磯やサンゴ礁で多く見られる。幼魚は動きが鈍いため、採集はあまり難しくない。2本の網があれば容易に採集できる。 |
飼育 | 60cm水槽で終生飼育可能。最初のうちは餌付きが悪い個体が多いため、殻つきのアサリからスタートするのがよい。大抵最終的には配合飼料にもなれる。温和な魚との混泳は可能だが、皮膚から毒を出すともいわれており、注意。同種同士では激しく喧嘩するので避ける。サンゴ水槽ではソフトコーラルをかじることがあるので気をつける。 |
食味 | 毒があるので食用にはしない。 |
注意 | ふぐ毒がある。 |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. Fishbase http://www.fishbase.org/search.php |
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