アリアケギバチ   Pseudobagrus aurantiacus   (Temminck and Schlegel) 硬骨魚綱 ナマズ目 ギギ科


2005年6月19日、福岡県博多湾流入河川にて採集。
同一の個体。昼間はこのように流木の陰に隠れていることが多い。


分布 九州北部・西部。日本の固有種
概要 日本産のギギ科4種のうちの1種。かつてはギバチと同種とされていたが、棘の長さや染色体数などがギバチとことなり、近年標準和名が提唱された。ただし記載は1846年にTemminck(テンミンク)とSchlegel(シュレーゲル)により行われている。
採集 底が小石の場所やヨシ・水草帯、枯れ木の下、空き缶の中、古タイヤのすきまなどの障害物をこのみ、それごと掬えば採集は容易。幼魚は7月ごろから出現するが、個体数はあまり多くない。
飼育 基本的に夜行性だが、昼間でも良く動く。肉食性だが飼育下では甲殻類やふかしたサツマイモなど様々な餌を食べるので、様々な餌を与えたい。同種同士を隠れ家の少ない環境で飼育すると
食味 一般には食用とされない。
注意 背鰭と胸鰭に大きな有毒の棘があるので取り扱いには十分注意すること。
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京
.川那部浩哉・水野信彦・細谷和海 編・監修、2001 山渓カラー名鑑 日本の淡水魚. 山と渓谷社、東京
WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/index.htm
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