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新春特別対談
岩見沢市長
渡辺 孝一
VS
向田 直人
岩見沢青年会議所第51代理事長

 岩見沢青年会議所は今年をもちまして、創立50周年をむかえることとなりました。

 そこで、新春特別企画として、創立40周年時の理事長でもあった、渡辺先輩、現岩見沢市長と、向田理事長の対談を実現!

 実は渡辺市長、向田理事長が新入会員としてJCに入会した年の理事長でもあったとのこと…向田理事長の笑顔に、緊張の陰が…

 では、対談の模様をどうぞ、ご覧ください!



新春特別対談 渡辺孝一×向田直人

渡辺市長、お忙しい中、
気さくにお話くださいました。
平野専務率いる事務局も
随行です。


理事長 渡辺市長、本日はお忙しいところありがとうございます。

早速ですが、市長は40周年時の理事長でもいらっしゃいました。

なにか、そのときの思い出話など我々後輩に聞かせてもらいたいのですが。
市長 まず、周年というのは、JC入会から卒業までに一度か二度経験できるかどうかってところだろう?
理事長 今の平均在職期間といったらおよそ6年前後でしょうからね。
市長 うん。そんななか、マル周年(注:50周年や40周年のように10の倍数年の周年)なんて言ったら、経験できることは本当にラッキーだと思うよ。
理事長 市長個人としては、周年への意気込みのようなものはあったんですか?
市長 あったね。40周年の時の理事長は絶対に自分がやる、って就任の2年前くらいから動いていたよ。

向田理事長はどうだった?
理事長 いや…そんなことは(笑)でも、50周年の年に理事長をしてみたい、という気持ちはあったかもしれません。
市長 うん。あとね、周年にあたり、というか、ぜひJC活動をするうえで後輩達に言いたいこととしてはね、「常に崖っぷちに身を置く」ということ。
火事場の馬鹿力なんて言うけど、きちっと整然と計画を立てるっていうのはもちろんいいことだけど、人間って面白いものでさ、窮地に追い込まれたとき、ここでどれだけの力を発揮できるかで人生も決まるし、会社も決まると思うっていうのがぼくの人生哲学でもあるんだよね。

けっこうね、追い込まれると意外とできるものなんだよ。人間ってそれほどの能力があるんだよ。
ぜひ、50周年。今携わったメンバーにしかできないことをやって欲しいね。若者の代表である君たちが、時代の流れをふまえ、新たな感性で市民にどう訴えかけていくかというのをやって欲しい。
理事長 50年目の節目でもあり、発想を変えていくというのもちょうどいい機会だと思っています。
市長 うん。そしてね、過去の49年間を君たちなりに清算するのも必要だと思う。
その上で、新たな視点で事業をやっていく。
これこそ、JCの本質だと思うし、先輩達を敬うことでもあると思う。もちろん、根底には「明るい豊かな社会をつくる」というJCの理念を持って、手法は思い切ったことをやって欲しい。ところで直人、来年はどういう一年を過ごしたい?
理事長 市長の40周年の報告など読んでよく考えました。
その中で、一番思ったのは、自分達の力でやっていって、そして、まちの人達がどう変わっていくのか、ということです。45周年の時から、オンリーワンはふるさとづくり、というのを発信し、地区大会においては「スマイル」をテーマにやってきました。
そこで来年は、市民ひとりひとりに「幸せな岩見沢」という気持ちを持ってもらって、50年から先を考えていきたいと思います。

最終的には、「このまちにいて幸せだなぁ」と思ってもらうのが究極だと考えています。
市長 戦後60年間経って思うのは、日本人は「物」「形」を求めすぎたのかもしれないね。昨今の少子高齢化や社会的な事件、そして教育や福祉の場面で求められているのは「心」だと思う。理事長のいうのはまさに「心」の部分。自分も、人に優しいあたたかい社会づくりが基本原点だからね。

その理事長の思いに沿って各室・各委員会でテーマが出てくると思うけど、どうしたらJCらしくまちのため、市民のため、何をできるかと堂々とうったえてほしい。
手法はどうあれ、精神・理念が正しければ色んなことをやっていいと思うよ。
理事長 来年は、会員交流系の委員会から全て、まちに関わろうという委員会作りをさせてもらっています。
他の人たちとふれあわないと、会の価値観もよいものになっていかないし、まちづくり団体の先駆者といってもそこが抜けてしまうのはいけないことだと思います。
市長 やっぱり、人生の財産は人だと思う。何をするにも人だよ。
今後、JC活動を通じて、頼み事があるからと関わる人もいると思うけど、その出会いを引き金として、大切にして欲しい。
事業が終わった後も、顔を見に言ったりさ、そうするともっと距離が近づくんだよ。

それと、メンバーはみんな、40歳になったらJCを卒業して社会に出ることになるよね。
いっぱしの経済人としての扱いを受け、50代60代の人生の先輩やライバルたちと競争していかなくちゃならいから、JCで40歳までにいい意味での社会勉強と人脈作りをしなくちゃ損だと思うよ。
40歳までしかできないんだから、家庭の協力を得て思いっきり活動してほしいね。でも家庭は原点だから、しっかりとめりはりつけて、家庭のこともやらなくちゃ駄目だけどさ。
理事長 市長はOBとして、JCに期待することなどありますか?
市長 今年は記念事業もあるし、日々の委員会活動もそうだけど、こじんまりとせずに、限界を決めずに思い切ってやって欲しいね。
多少の失敗を恐れずにチャレンジ精神を常に持って事業に取り組み、そして、終わった後は検証をしっかりとやる。
それによってさらに先につなげることもできるし。
それぞれ、個人としての目標・委員会としての目標・JC全体としての目標をしっかりと持って欲しいね。
それらを日々の私生活も含めてやっていければ、素晴らしい経済人になれると思う。

あと、市長としての立場から言うと、まち全体を見た事業を積極的にやってもらいたい。
対象者が少ないにしても、時代の流れ、状況、市民が、まちが、何を欲しているのか、というのを若者の視点で考え、アタックしてもらいたいと思う。今、一番重点を置かなくてはならないのは「市民意識の改革」ということだな。地方分権の流れが加速していく中で、自治制ということの裏には財政的突き放しというのも否定できない。
でも、これはチャンスだとも思う。市民ひとりひとりが自分たちのまちを自分たちで作るという意識に立ったときにまちづくりが本当の意味でスタートに立つんだと思う。
理事長 去年、私が地区に出向したとき、道庁に対して、政治・経済・教育の三分野からの提言をするというのが活動だったのですが、やっぱり、道民意識の改革というか、率先して自分達がやっていく、ということに尽きるんですよね。いくらいい制度を作ろうと、何を作ろうと、そこにすんでいる人間が変わらないといけないというのがよくわかりました。
市長 その市民自治の実現のために何をしたらいいか、まず簡単なこととして、町内会やPTAなどの公の団体に参画していほしい。
現実を知らずして、将来の夢は語れないから。
厳しい言い方かもしれないけれど、まず、現状を批判することからはじめなくちゃいけないと思う。
んんと、無理して否定するっていうよりはね、自分の心の中で、「自分だったらどうする?」という視点で考えていかないと面白い活動はできないんじゃないかな。
理事長 今年は、教育と経済に関しては、未来を考えるフォーラムを開いて、少しでも多くの人にこのまちについての気づきを得てほしいし、そして岩見沢のブランドに気づいてもらって…ゆくゆくは岩見沢の教育を受けたいがために全国から人が集まってくるっていうほどの夢は見よう、ということは話しています。
まちづくりに関しては、自分達だけが何かをする、というのではなく、市民をまきこみ、なにかムーブメントを起こそうっていう視点に立っています。
平野専務 ―市長、最後に今年の岩見沢JCにエールを一言お願いいたします。
市長 岩見沢は今年で開基123年。
確かに123年の歴史はある。けれど、たかだか123年なんだ。
ということは、これからの岩見沢の歴史は君達がつくるんだよ。何百年も何千年もあるまちじゃないんだから、これから歴史を作るんです。
当然、開拓者としてのDNA、あるいは気候の厳しいこの岩見沢の地で歯を食いしばって生きてきた血が絶対にみんなの中には流れているんです。
それを目覚めさせ、今一度、中央には負けない、と肝に銘じ、これから自分達が何をすべきかということを明確に打ち出して一歩一歩やっていっていただきたいと思います。
そうすることで、地域の活性化、北海道の活性化につながるから、もっと、競争心を持って、やってほしいと思います。絶対に自己の繁栄にもつながると思うし、気合いを入れて頑張ってください。
一同 本日は本当にどうもありがとうございました。

そんなわけで、お忙しい中、親身にお話くださいました渡辺市長に感謝申し上げます。

普段、緊張したところなんて見たことのない向田理事長が
緊張する姿を見ていると、JCの人間関係というのがいつまでも続く、
っていうのがよぉくわかった気がします…

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