映画とピアノ

今までに観た映画の中で出会った特に印象的なピアノ、ピアノ曲を少しずつまとめてます
コメントについては、思いついたままに勝手気ままな感想を書いてますm(__)m。

番外編はこちら


とりあえず、あいうえお順になってます

タイトル 製作年 国 コメント
愛情物語 1956年 
アメリカ
不朽の名作。ピアニスト・エディ・デューティンの伝記物語。カーメン・キャバレロがアレンジした、ショパンのノクターンOp.9−2は、あまりにも有名。
この曲を弾きたくて、ピアノを始めた大人の人は多いのではないだろうか。
しかし、私が映画の中で最も印象に残っているのは、主人公がどっかの戦地で現地の男の子と連弾した「チャップスティック」
(日本では、なぜかトトトの歌というタイトルで知られている)。
この連弾は、映画史上最高傑作の連弾シーンだと、私は思っている。
愛の調べ 1947年
アメリカ
ピアニストクララ・ヴィークは、父の弟子であるロベルト・シューマンと結婚する。
だんだんと精神を病んでいくロベルト、そのロベルトを献身的に支え、生涯、夫ロベルトへの愛を貫き通したクララ、彼女に思いをよせ生涯独身を通したブラームス、その3人の関係がメインに描かれている映画である。
映画の冒頭は、、クララの演奏シーン(リストのピアノコンチェルト)から始まる。
結婚したシューマンがクララのために作った「献呈」は、とても美しい。
ブラームスが初めてシューマンのもとを訪れた日、シューマンから何か演奏してといわれて、演奏するのがラプソディ第2番である。
シューマン夫妻の子供が「麻疹」にかかり看病するブラームス、その子を寝かしつけるのに、ブラームスがピアノで弾いてあげるあの有名な「子守歌」
「トロイメライ」の演奏シーンも素晴らしい。吹き替えはルービンシュタインだそうから、当然だろう。
青いパパイヤの香り 1993年
フランス 
ベトナム
時は1951年、舞台はベトナム、サイゴン。田舎から奉公にきた少女ムイの成長と、お屋敷に住む人々の生活が淡々と描かれる。セリフはとても少ない。たいした事件もない。ひたすら日々の生活が淡々と描かれるのだ。パパイヤを使ったサラダのような料理に興味がいく。
少女ムイは成長としてある青年作曲家の家で働く事になる。東洋と西洋が調和された美しい部屋の真ん中にスタインウェイが置かれている。青年には婚約者がいるが、婚約者との楽しい戯れのシーンで、彼が弾くのは、ショパンのプレリュード23番。そして乱れた心をもてあますかのように弾くのがプレリュード24番。明るい朝日の中で、ドビユッシーの「月の光」、朝日にもこの曲は似合うのだね。
アンドリューNDR114 1999年
アメリカ
そう遠くない未来のお話。あるお家に、ロボテックス社(ロボット製造会社)から「ロボット」が届けられた。料理、掃除など家事全般をこなすロボットで「アンドリュー」と名付けられた。感情を持たないはずのロボットが、人間のような感情を持つようになる。その感情の変化、心の成長とアンドリューの決断には、何度も涙がでる。ラストシーンには、泣けた。
さて、アンドリューとリトルミスと彼が呼んでいる幼い女の子との連弾のシーンがある。有名なフォーレの「ドリー組曲から子守歌」。さらに時がたち、ある目的のために長い旅に出たアンドリューが帰ってくると、昔「子守歌」を連弾した同じピアノでリトルミスそっくりの女性がピアノを弾いている。実はリトルミスの孫娘なのであるが。その時の曲は、ドビュッシーの「小組曲から小舟にて」
ピアノのシーンは、この2曲。どちらも綺麗な曲です。
楽聖ショパン
1994年
アメリカ
ショパンの10歳から病気で亡くなるまでの生涯を描いた作品である。ストーリーは虚実混在であるが、とにかくショパンの曲てんこ盛りで、曲を聴くだけでも充分楽しめた。
英雄ポロネーズ、別れの曲、小犬のワルツ、マズルカ第5番、、幻想即興曲、エオリアンハープ、革命、雨だれ、ワルツ第11番、、スケルツオ第2番、ソナタ第3番 第1楽章、ノクターン第2番、、子守歌、ワルツ第5番、即興曲第1番、エチュード 25−9 蝶々、バラード第1番、ワルツ第7番、木枯らし、ピアノコンチェルト第1番 第1楽章、バラード第3番、軍隊ポロネーズ、ワルツ第2番、ノクターン第13番
ソナタK.545 第1楽章&第2楽章(モーツアルト)、「恋とはこんなものかしら」(モーツアルト)フィガロの結婚より、月光 第1楽章 (べートーベン)、ソナチネ 作品36−6(クレメンティ)
きみに読む物語 2004年
アメリカ
ある認知症の老婦人に毎日「物語」を読んで聞かせる男性。 物語を聞くと、その女性はほんの一瞬現実を思い出す。 でも、奇跡はおこらず、また全てを忘れてしまうのである。 それでも、男性はあきらめず来る日も来る日も同じ物語を読んで聞かせる。
その「物語」というのは若い男の子と女の子の恋物語だ。 主役の女の子が廃屋でピアノを弾くシーンがあった。 それがショパンの「プレリュード第4番」
そして老婦人もピアノを弾くシーンがある。 曲は、やはりショパンの「プレリュード第4番」
ラストシーンは美しいが、現実味に欠ける。
告別 2001年
日本
全編にわたり、リストの「ためいき」が流れている。現在と過去を繋いでいるかのように、この曲が流れてくると、30年前にタイムスリップする。
森や山の風景も美しい。
岩井太役の大澤勇さんは、俳優兼ピアニストでもあり、この映画のなかでリストの「ためいき」を演奏している。人々に喜びと幸せを与えてくれるような素敵な旋律を奏でる大澤さんは、普段は結構面白くて宇宙人のような人。サークル「すまいる」のお仲間でもある。大澤さんは、この映画の中では、和服姿でピアノを弾いているが、弾いている姿が凛として美しい。大澤勇さんのサイトはこちら
シャイン 1995年
オーストラリア
天才少年ピアニストと期待されていたデビッド・ヘルフゴッド。精神に破綻をきたし、20年間、精神病院で過ごした後、ピアニストとしてカムバックする感動の物語。実話。映画公開の後、来日したさいに、チケットを入手できたので、聴きに行った。ラフマニノフのピアノコンチェルト第3番。舞台袖からピアノの前に出てくる時、ピョンピョンとび跳ねるように出てきたのが、とても天真爛漫な感じだった。
映画の中では、「くまんばちの飛行」(リムスキーコルサコフ)。これ凄かったな。酒場にフラフラやってきた、普通のというか・・・ちょっとヘンなおっちゃんが、いきなりピアノを弾きだして、(それが、くまんばち)酒場の客の度肝を抜かれた顔!そりゃ、びっくりするわなぁ!
スーパーマン リターンズ 2006年
アメリカ
20数年ぶりに戻ってきた「スーパーマン」。もっとも映画の中では、5年ぶりに戻ってきたという設定になっている。その5年間の間に恋人に子供ができていたり(恋人が)新聞社の編集長の甥と婚約、してたりとか、スーパーマンにとっては、かなりせつない状況になっている。
しかし単純明快、爽快、痛快な勧善懲悪ストーリーは相変わらずだ。
さて恋人とその子供(5才)が、敵に監禁されるシーンがある。船の上なのだが、その監禁部屋にドーンと置かれているのが、スタインウェイのグランドピアノ。(こんな部屋なら監禁されてみたい・・)そのピアノで男のが片手でピアノを弾き始めると、悪人の見張り役の男が、伴奏をつけ始める。かなり緊迫したシーンでこのピアノ連弾は、とってもお洒落で心憎い。
戦場のピアニスト 2002年
仏 独 英
ポーランド
これは、まだまだ記憶に新しい。ピアニスト、シュピルマンの実体験。テーマ曲、ショパンのノクターン遺作が、この映画でかなりポピュラーになったようだ。
原作によると、このノクターンが、ドイツ人将校の前で弾いた曲である可能性が高い。しかし映画の中では、ドイツ人将校の前で、「バラード第1番」を弾いている。いくら何でもあんな大曲を、あの状況で弾けるものなのか。原作どおりノクターンのほうが良かったかも。
「華麗なる大ポロネーズ」を音を出してはいけない環境の中、想像の中で弾く場面がある。これは、印象的だった。
ダニー・ザ・ドッグ
2005年
アメリカ
《ある事情》で5才くらいで誘拐された男の子(ダニー)が、闘犬のよう育てられるのだけど、盲目の調律師と出会い、人間の心を取り戻していく話し。 主演は、ジェット・リー
今回は、アクションシーンはもちろんのこと、人間の心をちょっとづつ取り戻していく時のリー(ダニー)の演技、表情は、最高。
ピアノと戯れるジェット・リーの表情がすごく可愛い。
ダニーが自分の過去を思い出すきっかけになるのが、 モーツアルトのソナタ Kv.331
ラストシーン、泣ける。
旅立ちの時 1988年
アメリカ
主役は、「スタンドバイミー」のリバー・フェニックス。警察に指名手配されている反戦運動家の両親とともに、小さい頃から逃げ隠れの生活。でも弟思い、両親思いのとっても優しい少年なのだ。高校の音楽教師フィリップ先生に「何か弾いてみて」といわれ、ダニー少年(リバー・フェニックス)が弾くのが、べートーベンの悲愴の第2楽章。(実際に弾いているらしい。)またジュリアードのオーディションで弾くのが、モーツアルトのハ短調の幻想曲。これで、ジュリアードに入れちゃうの・・という疑問はさておき、とても感動できる映画だ。ラストは泣ける!
ディアハンター 1978年
アメリカ
今まで観た映画の中で、「私的ベスト1」の映画である。テーマ曲、スタンレイ・メイヤーズの「カバティーナ」は、本当に美しい。ジョンウィリアムスのギターだ。(スターウォーズを始めスピルバーグ作品を多く手がけるジョンウィリアムスとは別人、念のため)
ベトナムに赴く前に、鹿狩りから帰った若者が酒場で大騒ぎする場面で、ニック(クリストファー・ウォーケンの笑顔が最高)が、ビリヤードしながら、「君の瞳に恋してる」を口ずさむシーンが好きだ。またその後の悲惨なベトナムでのシーンを予告させるかのような、仲間の1人が弾くショパンの「ノクターンOp.15−3」、この旋律とともに場面がベトナム移り変わる。ラストの衝撃。で、ラストのラストに画面に大きくまたニックの笑顔が。涙が止まらなかった。
年下のひと 1999年
フランス
『女流作家ジョルジュ・サンドと6歳年下の詩人ミュッセとの愛を描いた官能ドラマ』
サンドといえば、私の中では「ショパンの恋人」というイメージが強いが、この映画は、サンドがショパンとまだ出会う前に付き合っていた詩人のミュッセとのお話し。
ミュッセの妹が、シューベルトの「楽興の時」を弾くシーンが一瞬ある。
あと、サロンコンサートのシーン、長髪をサラサラなびかせて弾く男性ピアニストがいる。名前はでてこないのだけど、リストではないかと推測している。
バグダッドカフェ 1987年
ドイツ
砂漠のど真ん中のカフェが舞台。そこに、1人のドイツ人女性があらわれる。そしてカフェの住民との心の交流。
音楽とは、全く無縁の環境の中、カフェの女主人の息子は、バッハを敬愛している。彼は、母に「ウルサイ」と怒鳴られながらも、毎日バッハの平均律を練習している。しかも、何度も同じところつっかかりながら。はっきり言って下手くそだ。平均律の2番、5番のプレリュード
「僕の音楽を理解してくれるのは、あなただけだ。」と息子は、ジャスミンに言う。ジャスミンがドイツ人と知って、「ああーやはり・・」と。彼は、バッハの肖像画を見上げる。このとき彼が弾くのが、平均律1番のプレリュード。グノーのアベマリアとしても有名。
ピアニスト 2001年
フランス
オーストリア
映画の内容に関しては、賛否両論だろうな。「ピアニスト」なんていう綺麗なタイトルからは想像もつかない内容だから。この映画、2001年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞してる。小さい頃から母親から厳しく育てられた中年女ピアノ教師の「特殊」な趣味と、若い教え子との間の歪んだ関係と。音楽は、バッハ、シューベルト、ラフマニノフ、舞台がウィーンの音楽院だけに盛りだくさん。綺麗な恋愛映画を期待するならば観ないほうが精神的にもよいでしょう。一応「15禁」
ピアノレッスン 1993年
オーストラリア
浜辺に置かれた1台のピアノ。(湿気が気になる・・。)口のきけない1人の女性(エイダ)が、ニュージーランドに嫁いできた。彼女が唯一自分を表現できる手段がピアノだったのであろう。現地人の男性にピアノをレッスンする事になるが・・・。この美しいピアノ曲は、マイケル・ナイマン。しかし、あれがピアノのレッスン?レッスンらしいレッスンはしてなかったような気もするが。
それにしても、嫉妬に怒り狂った夫、あそこまでしなくても。
ピアノを弾く大統領 2002年
韓国
冬ソナのチェ・ジウが国語教師役。
生徒(問題児)の父親を呼び出したら、これが大統領だったわけで、あとは定番のラブコメディ♪
「ピアノを弾く」っていうから、何を弾くのと思ったら、映画「慕情」のテーマを大統領がたどたどしく弾くシーンが2回あっただけ。
本当はピアノなど弾けないのに、「ピアノを弾く大統領」というイメージで国民の支持率アップをねらったのだと告白。だから「たどたどしい慕情」だったのだと納得。
不滅の恋
べートーベン
1994年
アメリカ
恋多き男として知られるべートーベン。そのべートーベンの「不滅の恋人」とは、一体誰だったのか?という謎ときミステリー。
耳が聴こえにくくなったべートーベンが、ピアノに耳をくっつけるようにして、「月光」を弾いていたシーンが心に残っている。
で、結局、「不滅の恋人」が誰だったのか?映画観たのに、覚えてない。
北京バイオリン 2003年
中国
コンクールで優勝することとは?真の音楽を追及することとは?、二人の対照的なバイオリン教師が登場する。
主人公の少年と最初の先生との最後のレッスンの日、リストのコンソレーションの第3番が、バイオリンとピアノのデュオで演奏される。
この曲、私も弾きたくて楽譜は買ったが、まだ弾いてない。
ベニスに死す 1971年
イタリア
フランス
ビスコンティ監督のこの映画、マーラーの交響曲第5番の官能的な旋律を思い起こす人が多いと思う。タッジオという名の少年の美しさと、彼に恋をし、翻弄される初老の男性の醜さが対照的。
私は、マーラーよりも、タッジオがホテルのロビーのようなところ(?)で、べートーベンの「エリーゼのために」をポロンポロン奏でるシーンが印象的だった。また、売春宿のようなところで、娼婦が同じように「エリーゼのために」を弾いているのも印象的。
それにしても、タッジオ役のビヨルン・アンドレセンの美しい事。彼は、今頃どんな「おじさん」に成長してるのだろう。見るのが恐いような気も・・・(^^;
マダム・
スザーツカ
1988年
アメリカ
シャーリーマクレーンが、偏屈なピアノ教師役で、インド人の少年に才能を見出してピアノを教えるお話。スザーツカは、昔本番で失敗をして以来、トラウマになってしまいピアニストとしての道を断念したという経緯がある。
インド人の少年に、若い頃のキーシンを彷彿させられた。シャーリー・マクレーン(スザーツカ先生)の家のグランドピアノの上にあった、変な人形(タコみたいなやつ)、あれは何だったのだろう。
少年が弾いてた曲、もう一度映画観てみないと思い出せない。ショパンだったかシューベルトだったか・
やさしくキスをして
Ae Fond Kiss
2004年
英 伊 独 西
舞台はスコットランド。カトリック系の学校の音楽教師をしている女性と、パキスタン系のイスラム教徒の男性の許されない恋愛の物語。
宗教的に節操のない日本人にとては、何が障害になってるのか理解が難しい作品かもしれない。好きなら「改宗しちゃえば!」って思うのだけど、そんなに簡単にはいかないのでしょう。
この女性音楽教師の部屋にはじめてグランドピアノが入った日、彼は「きらきら星」を片手で弾く。そして彼が帰ったあとに、彼女が弾くのが、モーツアルトの「きらきら星変奏曲」。ちなみにピアノのブランドは「KIRKWOOD」だった。スコットランド製のピアノだろうか。
ラストシーン、ハッピーエンド?いや、違うかなぁ。
ラヴェンダーの咲く庭で 2004年
イギリス
舞台はイギリスのコーンウォール地方。海岸の近くに静かに暮らす老姉妹。ある日、海岸に若い男性が流れ着く。彼の正体は・・・。
記憶をほとんどなくしている彼が初めて過度な反応を示したのは、階下で姉が弾くピアノの音。彼は、音楽家だったのだ。
その時のシーン、姉が弾いてたのは、メンデルスゾーンの「春の歌」
コーンウォール地方のがさつな男達と音楽家の彼とか、酒場で演奏して盛り上がるシーン。音楽は「共通の言葉」なのだとあらためて感じた。
この映画の封切りの頃、「ピアノマン」という男が話題になっていた。すぶぬれで記憶をなくしたピアニストということで、新聞をにぎわせていたが、そのピアノマン、結局どうなったんだろう。
リトルマン・テイト 1991年
アメリカ
ジョディフォスター監督、主演。酒場で女給(古ッ)をしながら、女手ひとつで息子を育てる母。その息子というのが、7歳でモーツアルトを弾きこなし、ゴッホ顔負けの絵を描くという天才児。その天才児に目をつけた女性心理学者が、彼を英才教育の施設のようなところに連れて行くが・・・。ピアノの場面はそう多くはないが、モーツアルトのニ短調の幻想曲を弾いている。それから、施設でもっと年上の天才児がひいていたのが、コールポーターの曲。たしかタイトルが「I Get a Kick out of You」だったような。でも、この年上の天才児、頭打って・・・。
猟奇的な彼女 2001年 
韓国
「好きな曲は?」「ジョージウィンストンが弾いてた・・・・タンタタタンタタ〜」「あ〜カノンね」「ああそれ。」という彼女と彼の会話。
彼の妄想の中で、彼女がカノンを弾くシーン、とっても良いシーンだった。
(でも、これは残念ながらジョージ・ウィンストン編曲のカノンではなかったらしい。)
ジョージウインストンの「December」というアルバムに入っている、パッヘルベルのカノン、譜面つき。練習して弾けるようになりました(^^)/
旅愁
SEPTEMBER  AFFAIR
1950年
アメリカ
旅先で親しくなった妻子あるアメリカ人技師と、女性ピアニストの結構あり得ないストーリー。
世間から隠れるように同棲を始めた二人だけど、庭付き豪邸、メイド付き、そしてグランドピアノ。羨ましいことこの上ないリッチな生活。
全編にわたって流れるラフマニノフのピアノコンチェルト第2番は美しい。しかもあの1楽章の有名な旋律が何度も。
ピアニストのヒロインの練習シーンは少々。こんな練習でも弾けちゃうのも羨ましい。彼女の先生のお宅で2台でコンチェルトを合わせるシーンは、印象的。
リリーシュシュの
すべて
2001年
日本
全編にわたりドビュッシーのピアノが流れる。北関東の美しい田園風景とドビュッシー。しかし、映画の内容は暗くて、救いようのない気持ちにさせられる。万引き、いじめ、レイプ、殺人、これでもかというくらい、次々に。「夢」ベルガマスク組曲の「プレリュード」「月の光」「亜麻色の髪の乙女」などが、不釣合いにバックに流れる。残酷なレイプシーンのバックに流れるのは、アラベスク。美しい調べが残酷で悲しい。
2度とこの映画を観たくないという人も多いが、私は3回も観た。

連弾
2000年
日本
竹中直人監督主演。妻と娘が発表会で連弾するのが、ブラームスの「ハンガリア舞曲第一番」 ミッチーこと及川光博がピアノの先生。生徒の1人、小学生の男の子が発表会で弾く「小犬のワルツ」。あまりにも弾けないので、ミッチーが「曲を変えよう」と提案するが、男の子は「絶対にコレが弾きたい」と譲らない。発表会は、悲惨な結果に(^^;;
別れの朝、引っ越し屋さんが忙しく作業する中、妻はショパンのワルツOp.69−1を弾く。これは、「別れのワルツ」としても知られている。
ロード トゥ 
パーディション
2002年
アメリカ
ギャングの世界の掟と、父子の絆を描いたお話。
お通夜かお葬式のシーンがやたら陽気なのは、習慣の違いなのか。ポール・ニューマンとトム・ハンクスの連弾シーン、曲名は分からないがとても贅沢なツーショット。



(番外編)こんなところ、あんなところでもピアノ見っけ!
特に、音楽(ピアノ)を題材にした作品でなくとも、どこかでピアノ見つけたら、そこに着目!!!してみました。

タイトル 製作年 国 コメント
運命の女
[UNFAITHFUL]
2002年
アメリカ
ダイアンレインが、若い男との不倫にはまっていく人妻を演じている。罪悪感に苛まれながらも、欲望、快楽の泥沼スパイラルから抜け出せない。夫役はリチャードギア。人妻を誘惑する若い男のアパート、本のディーラーをしている彼の部屋には、本が所狭しと置かれているが、ピアノも・・。
ラスト近く、リチャード・ギアが息子を膝の上に乗せてピアノを弾かせるシーンがある。そのピアノ、何気にスタインウェイのアップライトのようだ。ダイアンレインが弾いていたものだろうか。このピアノのシーン、妻が夫の愛情に気付く重要なシーンなのだ。
リトル・ダンサー
[BILLY ELLIOT]
2000年
イギリス
バレエダンサーを夢見る11歳の少年ビリーと、バレエなんて男のやるものではないという考えの炭鉱労働者の父と兄。生活は貧しい。母の形見であったと想像されるアップライトピアノをポロンポロン奏でるビリー。母が生きていたら、きっとビリー少年を応援してくれたんだろうなぁと想像される。生活に困って、そのピアノを解体し暖炉の薪にするシーンはとても心が痛む。解体している父親もツライに違いない。しかし、父親は仲間を裏切ってでも、ビリーを応援する決意をし、兄も・・・・・・。ラストシーン、良いです!

すみません。(番外編)まだ工事中です。

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