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電子辞書の利点
では、次に電子辞書について考えてみましょう。
まず、誰でも思いつくことはその携帯性です。最近の電子辞書は小型で非常に内容も豊富です。大概のものには、広辞苑や英和・和英辞典なども入っており、それらを持ち運ぶことを考えただけでも電子辞書一つですむということはとても魅力的です。たとえば、ドイツへ旅行に行くようなときでも電子辞書であればかさばることなくとても便利です。また、電子辞書にはあまり場所を選ばないという利点があります。電車の中や喫茶店などで気楽に辞書を引くことができるのはとても便利です。
つぎに、これはすべての電子辞書にいえることではありませんが、発音を聞くことのできる電子辞書も最近は増えてきています。これは、初学者にとってはとてもありがたい機能であると言えます。ドイツ語の発音自身は、本来それほど難しくはなく、いったん覚えてしまえば非常に楽なのですが、電子辞書が発音をサポートしていることは紙の辞書にはない利点でしょう。
それから、最近のドイツ語収録の電子辞書ですと動詞の過去形や過去分詞の形をそのまま打ち込んでも、その原形を示してくれるものも多いようです。これは、初心者用の紙の辞書でもある程度はサポートはされています。ただし、これに関しては、確かに便利なのですが、ドイツ語の習得においてはかえってマイナスの場合もある可能性もあります。過去形や過去分詞といった形はドイツ語においてとても重要なので、動詞の原形をぱっと過去形や過去分詞にしてみたり、逆に戻してみたりできるかが学習上とても重要なポイントになります。そのとき、電子辞書ですとあまりに親切すぎて、変化のルールが逆に覚えられないことが多いように思います。紙の辞書ですと一定のルールを覚えないと辞書を引けないのは確かなのですが、逆に言うと辞書を引けるようになることは、ある程度の基本が身に付いたという目安にもなります。
最後に、これは電子辞書特有の利点ですが、リンクとかジャンプとかいわれる機能があります。これは、例えばある単語を調べているときにその説明の中にある単語をさらに調べてみたくなることもよくあります。そのようなときに、電子辞書ですと新たにその単語を打ち込むことなく調べたい単語に飛ぶことが出来る場合があります。これは、非常に便利な機能であると言えます。また、ほとんどの電子辞書は一度調べた単語を履歴として残してあるので、「戻る」といったボタンで前に調べた単語に簡単に戻ることも出来ます。加えて、これはドイツ語学習には直接関係ありませんが、辞書によってはある単語をその電子辞書の中の別な辞書から引くことも出来ます。こうしたことは、電子辞書特有の機能ですので、紙の辞書には出来ない芸当です。しかし、このような機能をしっかりと使いこなせるには、やはりある程度ドイツ語を使いこなせていなければならないと思います。
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