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ゲーテインスティテュートの語学試験
こちらは、ドイツの語学学校であるゲーテインスティテュートの資格試験です。日本国内のゲーテインスティテュートの学校でで受けることができます。こちらは独検があくまで日本国内のものであるのに対して、ドイツでも同じ内容の試験が行われています。ですから、もしもドイツへ語学を勉強に行くようなことがある場合、仮に日本国内ですでにゲーテの試験に何か合格していますと、ドイツ国内では非常に通りがいいと言えます。逆に、独検ですと日本国内ではよく通用しますが、ドイツでは「なにそれ?」といった扱いを受けてしまうこともあります。
また、こちらの試験は「読み」、「書き」、「ヒアリング」はそれぞれ独立していて試験時間も独検と比べるとだいぶ長い試験になります。
以下の試験に関しては、ここ数年で試験の形式が変わってきているので、私が受けたときとはだいぶ違っていると思います。なので、簡単な印象ぐらいを書いてみます。
ZD
これは、昔はZDafと呼ばれていた試験です。独検の3級か3級と2級の間ぐらいのレベルだと思います。独検の試験のタイプとはだいぶ異なる感じですので、前もって過去問などをどこかで入手する方が無難です。ゲーテのホームページから、模擬試験などを見ることが出来るようですので、そちらを見てみてください。
また、ドイツの試験ですので、問題文もすべてドイツ語になります。日本国内の語学の試験しか受けたことのない人は、結構とまどうかもしれません。ですから、こちらの試験に関しては、独検よりもより特化した準備が必要になると思います。
それから、作文の問題もあります。基本的にあるテーマを与えられて、その状況に合わせて手紙を書くというタイプのものです。独検がほとんど選択肢であるのとくらべると、だいぶハードルが高い感じです。これに関しては、準備として比較的簡単で、手紙のような文章をテーマに応じて自分で書けるように練習しておく必要があります。また、このとき気をつけたいのは、文章を書く際にいくつか条件を与えられるので、それをきちんと踏まえることです。それをしないとどんなに立派な文章でも0点になります。少々強引でもいいので、そこはしっかりと押さえておく必要があります。
ヒアリングもあり、独検が比較的楽なのに対して、こちらは読むスピードもネイティブに近く非常に速いです。問題数も多く、結構大変だと思います。
また、15分ほどの面接もあります。
ZMP
こちらは、中級の試験となりますが、この試験に良い成績で合格しておきますと、ドイツの大学へ行く場合、語学の試験が免除になる大学もあります。逆に言えば、それぐらいのレベルが要求される試験です。
試験の内容としては、ZDのグレードアップ版のようなものです。ドイツ語を読む力、書く力、聞く力、話す力すべてにおいてかなりの力を要求されます。独検との比較ですと2級ぐらいと同じと言われていますが、部分的にはそれ以上かもしれません。
特に、ヒアリングに関してはラジオ番組のようなものを数分間に渡って聞く必要があり、相当難しいと言えます。ただし、解答はすべて選択です。
また、面接もきちんとした課題が与えられ、試験官とロールプレイングのような会話をやらされますので、ある程度ドイツ語の会話において柔軟な対応が出来なければなりません。
ZOP
これは、そのさらに上を行く試験です。これを受けるには、以前は(今もそうかもしれませんが)ゲーテの授業をいくつか受講しているのが条件でした。それで、私はやっていないので何とも分かりません。人から聞いた話ですと、細かい文法事項などはZMPで問われるので、そうした細かい問題は無く、その辺は楽だそうです。逆にドイツ語を自由に読んで、書いて、聞いて、議論できる幅広いドイツ語力が要求されます。こちらに合格していますと、ドイツの大学で無条件で語学をクリアーしていると見なされる場合が多いです。
ちなみに、日本国内にはゲーテは東京と大阪と京都にあります。
最後に、独検とゲーテの試験を比べてみると次のようになると思います。
| 独検 |
ゲーテ |
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比較的全国各地で受けることができる
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受けることのできる場所が限られる |
| 日本国内ではよく通用する(ドイツでは知られていない |
ドイツで非常によく知られている。(日本ではあまり知られていない) |
| 比較的日本人向けの試験内容 |
試験内容は世界共通 |
| ヒヤリングや会話は比較的楽 |
ヒヤリングや会話は意外と難しい |
| 2級以上なら、履歴書に書くことが出来る |
一定レベル以上だと、ドイツの大学へ行く場合の語学の証明となる |
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