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3.挑戦する意味
英語もままならないのに2番目の外国語に挑戦する意味などあるのでしょうか。しかし、むしろ英語でくじけたような人こそ思い切って違う外国語に挑戦してみるのもいいのかもしれません。
たとえば、私自身は高校や大学受験までは英語は大の苦手で、高校時代など偏差値が45ぐらいがふつうでした。大学に入って、その後いろんなことがあって、ドイツ語を本気で始めたのは大学の4年生の時で、自分でもよくやったと思うほど勉強しました。そうして少しずつドイツ語ができるようになり、今ではドイツ語をすこしばかり教えています。
今考えると、自分としては変に英語にこだわったりしなくてよかったと思っています。習得するという意味で、苦手意識がある言葉から始めてもうまくいかないものです。ですから、そのような場合には新たな外国語を思い切って始めたりする方が、かえってよい結果を生むこともあるかもしれません。その後で英語に戻っても遅いということはないでしょうし、後で英語やまた他の外国語を身につけるときにも必ず役に立つに違いないと思います。
4.ドイツ語の利点
2番目の外国語としてドイツ語を選ぶ利点は何なのでしょうか。だいたい次のようなことがいえると思います。
一つには、発音がほかの外国語などに比べて、ドイツ語は非常に楽だといえます。おそらく、日本人にとって比較的メジャーな外国語の中では、もっとも発音が楽ではないかと思います。
二つめには、文法が非常に厳密なので、パズルでも解くように、考えていくことができます。これは、難しいように聞こえるかもしれませんが、いったん基本を押さえてさえしまえば、それほど例外もないということなので、初歩的なうちは、基本的なルールだけで、ある程度まで力をつけていくことができます。
三つめには、ドイツ語は日本の中では比較的伝統のある言葉なので、参考書のたぐいが非常に充実していることです。もちろん、英語は群を抜いて多いですが、それに続いてドイツ語とフランス語があるという感じです。ですから、ドイツ語に関していえば、独力でも何とかなるということです。実際私は、大学院をドイツ語で受験するまでの基礎はほとんどすべて独力で勉強しました。(というか、する羽目になりました。)
2番目の外国語を勉強することに関して、次のような本をあげてみたいと思います。どちらも簡単に読めて、とても興味深い内容ですので、おすすめです。
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ご存じトロイの遺跡を発見したシュリーマンの自伝です。相当歳を取ってから外国語学習をはじめ、10カ国以上の言葉をマスターしています。独特のやり方ですが、日本の素読にも通ずるものがあり非常に興味深いです。内容も、語学だけでなく波瀾万丈の青年時代など一度読んで絶対に損はしません。
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14カ国語をマスターしたハンガリーの女性の本です。完全に独力で日本語までマスターしています。こちらは、学習法とは題されていますが、エッセイのように彼女の学習法が詳細に書かれています。この本も外国語を学習しようと思う人にとって、いろいろ参考になることが多いと思います。
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