枠構造(2/3)

しかし、これを完了形にしてみるとどうでしょうか。その場合は2番目に完了の助動詞が来ますので枠構造が現れます。それゆえ、次のような順番になります。

「彼は、完了の助動詞、映画へ、行く」

ドイツ語にすると、

Er ist ins Kino gegangen.となります。

2番目のistが完了の助動詞で、本来2番目にあったgehtという、主語の「彼」にあわせて変化していた動詞gehenが、過去分詞となって文末におかれています。また、今回2番目におかれている動詞の原形はseinで、2番目に来ていますから主語にあわせてistという形に変化していることにも注意してください。

Er ist ins Kino gegangen.
  →       ←

これは、他の助動詞でも基本は一緒です。

例えば話法の助動詞などの場合は、文末に来るのは動詞の原形となりますが他は同じです。

「彼は映画へ行かなければならない」という文は、
「彼は、〜ねばならない、映画へ、行く」という順番になりますから、
Er muss ins Kino gehen.という文ができあがります。

同じように、未来形なら2番目にwerden が来て、文末が動詞の原形、受け身なら2番目にやはりwerdenが来て、文末は過去分詞となります。



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