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では、上のルールに従って「その赤い布」をドイツ語で1格から4格まで変化させてみましょう。「布」は中性名詞ですから、例えば定冠詞をつけるとdas
Tuchとなります。「その赤い布」という場合は、赤いというrotという形容詞を上のルールに従ってdas と Tuchの間に入れてやります。
すると、1格の場合は
das rote Tuchだと分かります。
rotという形容詞が、定冠詞と名詞の間にありますので、「★形容詞が、定冠詞と名詞の間の時は、男性1格、女性・中性1,4格のときはe, それ以外はen」のルールに従って、Tuchは中性名詞ですから、1格のときは e の語尾がつきます。
同じように、2、3、4格のときは
des roten Tuches
dem roten Tuch
das rote Tuch
となります。(中性名詞は2格のときに(e)sがつくことに注意してください)
同じように、不定冠詞のときは次のようになります。(もちろん、不定冠詞の格変化を知っていなければなりません。)
1格:ein rotes Tuch
2格:eines roten Tuches
3格:einem roten Tuch
4格:ein rotes Tuch
上の場合のルールは「★形容詞が、不定冠詞と名詞の間のときは、男性1格、女性・中性1,4格のときはdieser型の語尾、それ以外はen」が、ぴったり当てはまっているのが分かると思います。その際、dieserという冠詞がどのように変化するのかを知っている必要はありますが、どの辞書にもその変化の仕方は載っています。
無冠詞の場合ですと、dieser型の冠詞に準じます。定冠詞や不定冠詞がつくときはそれらの形で一応はその格を判断できますが、無冠詞ですと形容詞がその役目を果たします。
rotes Tuch
roten Tuches
rotem Tuch
rotes Tuch
となります。ただし、男性・中性の2格はenになります。その理由は、男性・中性の2格は名詞の語尾に(e)sがつきますので、すでに2格であることははっきりしています。よって、無冠詞のときの2格の男性・中性名詞の形容詞の語尾はenとなります。
以上のように、形容詞の使い方は大きく二つあり、単に述語として使う場合は何も変化はしませんが、名詞の前に置かれるときはその語尾は変化することに注意してください。名詞の前にある形容詞の語尾は、上に挙げたルールでほぼすべて解決できますのでいろいろ試してみてください。
<1> <2> <3> <4>
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