過去分詞(3/3)


では、二つめの名詞を説明する場合はどんな場合かといいますと、これは過去分詞を形容詞として使う用法です。過去分詞という形は基本的に単独ですと「〜された」という意味を持っています。例えば「書く」という動詞のschreibenの過去分詞のgeschriebenでしたら、「書かれた」といった感じの意味になります。

この過去分詞を名詞を説明する形容詞として使うことができるのです。つまり、形容詞のところで説明したように名詞の前に置いて名詞を修飾することができるのです。その際重要なことは、この場合は形容詞みたいなものですから、冠詞の種類や名詞の種類によって形容詞のように語尾変化します。したがって、形容詞のところで書いた、

★形容詞が、定冠詞と名詞の間の時は、男性1格、女性・中性1,4格のときはe, それ以外はen

★形容詞が、不定冠詞と名詞の間のときは、男性1格、女性・中性1,4格のときはdieser型の語尾、それ以外はen

★形容詞が、無冠詞で単に名詞の前にあるときは、dieser型に準ずる。ただし、男性・中性の2格はen

というルールが完全に当てはまります。

例えば「書く」という意味の動詞(不規則変化)のschreibenの過去分詞であるgeschriebenを、「手紙」というder Briefと組み合わせて、「その書かれた手紙」という表現を作ってみましょう。この場合、過去分詞は全く形容詞と同じように使いますから、この場合はderとBriefとの間にgeschriebenが来ます。次にルールに従ってgeschriebenに語尾変化がつきます。この場合は、定冠詞と名詞の間で、Briefという単語は男性名詞ですから、1格の場合であればder geschriebene Brief(その書かれた手紙)となります。注意すべきことは過去分詞の部分はどこも変化せず、形容詞の語尾がさらに加わるということです。

では、不定冠詞のときの1格、ein Briefのときはどうなるでしょうか。これも全く難しくありません。ein geschriebener Brief(ある一通の書かれた手紙)となることをじっくり考えてみてください。

このように過去分詞は、おもに「〜された」という意味を持つことを利用して、「〜された・・・」という表現を作ることができ、そのとき過去分詞は形容詞のように名詞の前につけて使うことができるのです。

補足:自動詞のとき




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