過去分詞(1/3)


過去分詞とは何か

動詞は、基本的に3つの形を持っています。現在形と過去形と過去分詞です。現在形と過去形は動詞として文の2番目において使われます。ですから、現在形と過去形は、その形や人称変化などは少し異なりますが、文の中での使い方は全く同じです。

その一方で、3つめの形である過去分詞という形は、動詞の現在形とか過去形とは全く異なるものです。「分詞」という言葉がついているぐらいですので、極端にいえば、もうこれは「動詞」ではありません。「動詞」ではない以上、過去分詞という形は、ドイツ語において動詞の占める位置である2番目にくることはできません。まず、初心者のうちはここのところをはっきりと覚えておく必要があります。過去分詞は普通の動詞のように2番目にくることは絶対にないということです。

2番目にこないということは、主語にあわせて語尾が変化することも基本的にありません。現在形や過去形は、普通の動詞ですから、主語が「わたし」や「君・あなた」や、それ以外の3人称のときにあわせて語尾が様々に変化します。それは、現在形や過去形が動詞だからです。しかし、過去分詞は動詞ではないので、主語にあわせて変化したりすることもありません。過去分詞は基本的に一つの形しかないのです。

過去分詞の作り方ですが、動詞には英語と同じように規則変化の動詞と不規則変化の動詞があります。

規則動詞の場合は次のようになります。「住む」というwohnenを例に取りますと、過去分詞は、まず動詞の原形から最後のenを取ってしまいます。それからそのwohnという形をgeとtで挟みます。するとgewohntという形になります。これが規則動詞のときの過去分詞の基本の作り方です。例外は、-ierenという形で終わる動詞です。この形で終わる動詞はすべて規則動詞なのですが、ただし、冒頭にgeが着きません。例えば「勉強する」という動詞のstudierenは、過去分詞になるとstudiertになるだけです。これは3人称の単数の形と同じですが、次に説明しますように使われ方が全く違いますので一目で過去分詞だと分かります。

不規則動詞の過去分詞は文字通り不規則ですからこれはひとつひとつ覚えるより仕方ありません。ただ、不規則といっても何もかもがめちゃくちゃというわけではなく、ある一定の法則みたいなものはあります。例えば不規則変化動詞でも過去分詞はgeで始まります。

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