SARI 南米人類学研究所
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南太平洋/ソシエテ諸島 : タヒチ

南太平洋/ソシエテ諸島 : タヒチ

ソシエテ諸島の島々を、小型飛行機とフェリー、漁船をそれぞれ利用し移動手段とし、島内では民宿先の自転車を活用しました。
1/モーレア島、2/ボラボラ島、3/ファフィネ島、4/ライアテア島、5/ボラボラ島、6/マウピティ島、7/タハア島、8/モツイチ島などの8島の海岸線を周回しつつ奥地への探索です。
この行動計画の成果、"海亀図像"などを確認することがでました。
アンコールワット壁画に描かれた”亀”はアンコールワット内側の壁面/乳の海の攪拌に類似する
インドネシア/チュンディ・チェタ第8テラス中央に配置されている”亀”
海亀図像は、火山性の岩を加工した柱状岩に彫り込まれ、岩の表面の風化等自然損傷状態を受けていました。岩柱と海亀の図像は、ほぼ同時期のものと思われ、岩は海亀を彫り込むことを意図として用意されたと考えられます。
海亀(亀)が登場する伝承はタヒチに限らず、日本をはじめ広く世界各地に起源不詳のままに伝えられています。
また、浦島太郎伝説(竜宮城伝説)は、海の底に都(都市)があると言うもので、これは"世界各地の伝承"[※川添登『民と神の住まい』]と共通しています。更に、羽衣伝説も同様に天女とその天女に恋をした男性の構図である種の出来事を語っています。多くの研究者がこの手の伝承の"意味"を追求していますが、明確になっていません。
海亀の彫図は、海洋民族との関わりが指摘されていますが、むしろ川添氏の述べる認識の視点に解明のカギがあると思われます。
川添氏はその著書の「謎を解く鍵」(P31)で次ぎの様に述べています。
『…日本史には時代・時代にそれぞれ謎があり、堅く扉を閉ざしている。…古代の秘密・中世の謎、これらにはそれぞれの鍵があり、隠されている。…伊勢神宮はその謎の幾つかを解錠するマスターキーの1つである

以上は要約ですが、ほぼ正しいと思われます。
川添氏は、主に日本国内の伝承を対象とする研究での画期的な視点を獲得していますが、それは世界の古代史にも充分に通用する重要な視点と思われます。
東南アジアでメキシコと類似の台形ピラミッドが発見され、そのピラミッドの前庭にはあたかも神殿のように3体の亀の彫像が据えられているのが確認されています。また、古代エジプトにも亀に関する伝承があり、そこでは亀は"不吉・凶悪の象徴"として伝えられています。
南太平洋を中心に“カブカブ"として知られる典型的なメラネシアの美しい頭飾りがありますが、この"カブカブ"とは、円盤状に加工を施したベッコウ(海亀の甲羅)をヤシの繊維のバンドに付け、これを額に巻いた祭事用具とされるものです。この意味合いは一般に”美的意味合いの装飾”と解釈されていますが、実は重要な由縁がある可能性があります。
詳細をここでお話しする事はできませんが、下記の写真の島にヒントがあります。
マルキーズ諸島

通常は人々の移動・交流とする"文化の伝搬"の視点で、距離的にも文化的にも異なる人々がそれらを共有する理由の解決を試みますが、何故それら文化が伝搬の対象になったのか、明確ではなく疑問はのこったままです。

タヒチ諸島/南米人類学研究所の確認した亀の先刻画
SARIでは亀のモチーフの意味と様式化された文様を有する古代エジプトの古い伝承に見いだしています。

(1) アンコールワット壁画に描かれた”亀”はアンコールワット内側の壁面/乳の海の攪拌に類似する。(2)インドネシア/チュンディ・チェタ第8テラス中央に配置されている”亀”(3)タヒチ諸島/南米人類学研究所の確認した亀の先刻画


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