元和2年(1616年)法華宗妙満寺派のにより東京赤坂の地に創建され、爾来三百八十年余の星霜を経て今日に至っております。
この間、江戸中期には再三火災に遇ったが明治初期に至り、本堂、庫裏等が再建され、寺院としての規模が整えられました。その後幾たびかの増改築がなされたが、第二次世界大戦の勃発により昭和20年5月25日の大空襲を受けたため、周辺一帯は焼土と化し、当山もまた建物全てを消失しました。戦災後は社会情勢の激変、経済事情の不安等生活困難なとき、篤信檀信徒の熱心な支援・協力を得て、昭和25年より43年に亘り、本堂、庫裏、客間が再建されました。
それ以来30数年を経過したため建物も老朽化し、また檀信徒の増加に伴い、手狭となったため、再度の増改築をはじめ境内の整備を行う必要性に迫られてきました。このため総代会はじめ檀信徒の総意のもと、現在地である横浜市戸塚区舞岡町へ移転することにきまり、平成4年4月着工し、平成7年11月に無事落慶を迎えました。
宗祖日蓮大聖人
開祖日什大正師
日什大正師は1314年(正和3年4月28日)日蓮大聖人御入滅後32年会津にて誕生されました。正師15歳の時ご両親が亡くなり、19歳の時天台宗の総本山である比叡山延暦寺にて出家され、 僧名を玄妙と改められました。
師は38歳の時叡山3,000人の僧侶の指導者(学頭)に成られるほどの碩学でありました。 58歳の時、叡山を退かれ会津に戻り後輩の指導に当たられました。
66歳の時、日蓮大聖人御所を拝読し、その教えに感動され、名を日什と改められました。 68歳の時日蓮大聖人の教えを、正しく未法の世に伝えるため一宗を再興されたのです。
その教えは、 経巻相承 、 直授法水 、すなわちお釈迦様の教え( 法華経 )と大聖人のお導き(御遺文)を正しく衆生に伝道して救済することです。
顕本法華宗は、全国に約200寺を要し、総本山は、京都の妙満寺です。
宗教法人
清水山 常玄寺
顕本法華宗(単立)
住職:田島 敏義
電話:045(826)4343
横浜市戸塚区舞岡町519番地
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