伝統的な和風木造住宅は時間を楽しむ事が出来ます
何十年、木によっては100年以上も掛かって育った大切な木
日本の四季を何十回も経験した木、この素晴らしい資源
山の木が家に変わるには、また長い時間が必要です
山での伐採後、枝葉を付けたまま斜面に倒し数ヶ月間放置、乾燥されます
山から出された木材は、木場でまた1年ほど寝かせて乾燥させます
家が建ち始めてから、木の家はこれからが大変です
屋根に瓦が乗せられ、壁下地の小舞である竹が組まれ外から粗壁が塗られます
十分乾燥させてから今度は内側から壁が塗られていきます
壁土が十分乾燥した後に上塗りがかけられますが、壁は家の完成後
1年ほど経ってようやく出来上がるのです
家の骨組みが出来、壁が塗られ、窓が入ったあと今度は大工さんが床、内装と仕上げて
行きます
木造住宅はこの1年あまりの期間、我が家が出来上がる過程をゆっくりと時間を掛けて楽しむ事が出来ます
出来上がった木造住宅は、時間の経過と共に白木がいい感じに変化し
段々と渋さを増してきます、我が家で自分が過ごす時間と共に木造住宅も年をとり
一緒に時間を楽しませてくれます
このように時間に追われる現代社会にあって色んな意味で「時間を楽しむ」事ができる
それが木造住宅です |
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