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解説記事


■加圧を始めたわけ

ダイジロウは、体質的に太れません。ただし、脂肪がつかない代わりに筋肉もなかなかつきません。
これまで近場の山登りやスキー、ジムトレーニング、シュノーケリングなどスポーツを積極的に取り入れてきましたが、筋肉がなかなか形成されないためパワーや筋持久力に大きなハンデを抱えていると考えています。
ビリーズブートキャンプでも脂肪は燃えましたが、筋肉作りでは不十分な結果となっていました。

スキンダイビングも結構体力を必要としますから、モルディブで体力負けを防ぎたいと思い、最後の手段として加圧トレーニングに踏み切りました。
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■加圧トレーニングとは?

腕と太ももの付け根を専用のベルトで絞めて、血流抵抗を高めることにより、負荷状態をつくり、筋肉中に乳酸を発生させ、脳に体がハードな運動をしていると勘違いさせるものです。
その結果、筋肉を回復するために成長ホルモンが分泌され、この成長ホルモンが強力な脂肪燃焼や筋肉の形成を促す働きを起こします。

この作用を利用すると、脂肪燃焼を重視したり、筋肉形成を重視したり、女性はゴツゴツしないしなやかなスタイルを得るなどのコントロールが可能です。
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■どのように始めるの

ダイジロウが採用したのは、フェニックス社で販売されている「KAATSU」。右の写真のような専用のウェアと専用のベルトから構成されます。
資格を持った指導員からしか買えないので、ICIやビクトリアなど販売店が限られますので、フェニックスのHPからご確認ください。

ダイジロウはICI石井スポーツで購入しました。
フルセットで4万円弱と結構お高いです。
ただし、計測によりベルトの締め付け量を決めるなどの指導とアフターサービス付です。

詳しくはこちらからどうぞ
http://www.kaats.jp/

■ベルトについて

つかうベルトは右のような写真のものです。
腕、足の太さによりS,M,Lを左右それぞれ選びます。ベルトには数字つきの目盛りが入っており、お店での計測によってどの数字の目盛りまで絞めればよいかの指導を受けます。
また、装着の仕方や絞め方の指導や安全のための注意点を教わります。

なお、人間は左右の手足の太さは案外違うので、それぞれの絞める量は記録して判らなくならないようにします。

■絞めるとどんなかんじ?

絞めた瞬間はたいしたことは無いのですが、動き始めると正座をしてしびれたような感覚です。その状態で軽い負荷とはいえ運動を行うので結構ハードです。ただし重いものを持ったり、抵抗を受けないので、関節への負荷はとても小さいといえるでしょう。
ダイジロウは昨年より右肩をいためているので、好都合です。

トレーニング時間は、脚が20分、腕が10分というのが上限になっています。従って手足を独立した場合で最大30分、同時に絞めれば20分となります。

なお、ベルトで絞めることにより、これまで使われていなかった毛細血管へ血流が行き渡るため、腕は広い範囲で毛細血管の損傷や内出血による赤い斑点が発生しました。しかし、何回か繰り返すことで出なくなってくるとのことで、確かに最近は出なくなっています。
右は腕の写真で、血流が阻害され血管が浮き出ている様子がわかると思います。


■トレーニングで気をつけていること

ダイジロウは筋肉を作るのが目的ですので、それを重視した工夫をしています。成長ホルモンは加圧後1時間から脂肪燃焼が急激に始まり、2時間後から数日にわたり筋肉の形成が行われます。
従って、トレーニング直後に食事をしてしまうと、炭水化物の分解にせっかくの成長ホルモンが使われて、お腹が減るだけになってしまいます。

そこで、食事はトレーニングの1時間以上前に済ませておきます。
そして、トレーニング後、まずはプロテインを摂取します。
これが筋肉の原料になるわけですね。
とりあえずは、SAVASホエイプロテイン100から始めましたが、パワーとスタミナの両方が欲しいので、次はホエイとソイプロテインからなるSPEED2に移行する予定です。
ホエイ(乳)がパワー、ソイ(大豆)が持久力に効果的といわれています。

■トレーニング中に気をつけていること

体への負荷は小さいですが、若干汗はかきます。気温が高いときはなおさらです。基本的にはエアコンの効いた室内でやってますが、気分を換えて屋外でも良いかもしれません。
汗をかいたら水分補給が必要ですが、最近はこのSAVAS AQUAを愛用しています。スポーツドリンクタイプのプロテインです。
水代わりにごくごく飲めるので、ジムやシュノーケリングレッスンでも使っていて、水分とプロテインを同時に取れるので好都合です。

■さて結果は?

加圧トレーニングを始めて約1ヶ月、週1,2回しか出来ていないのですが、初めて胸周りに筋肉がついてきました。これまでは、下半身中心のスポーツばかりでしたので、胸はアバラが浮いている状態。プールでさらすには若干の抵抗が男としてはありましたが、つづければかなりいい状態が期待できそうです。
体組成計でも30日前に比べ、骨格筋が2%up、体重1kgUPといったところです。
わずかと思うかもしれませんが、これまでほとんど変化がなかった数値が初めて大きく動いたことに注目しています。

また、肩関節に若干のダメージを抱えていても、関節への負荷を抑えながらトレーニングできるという点も大きなメリットです。
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■最後に

皆さんいかがでしたか?
年齢的にも筋力UPが難しくなってくる頃には、この加圧トレーニングが有効だと思います。
また、脂肪を燃やすにも、効果的なので、目的にあったトレーニング方法を選べるところが
魅力なのだと思います。筋肉隆々がいやな女性にも良いようですよ。