2003.11.15.幕末純情伝@青山劇場
(2003.11.28.追記)

.入り口

19時開演。22時半終演。

コンサートみたく、さっさと出ろみたいな催促は無く、余韻に浸れました。
でかい手荷物があっても、地下のクロークに預けることが出来るので、ロッカーを利用しなくていい。
15日のときは、ポスター(B1のでかいやつ)は、丸めただけだったが、22日では、ビニール袋が付いてた
22日には、テレカは売り切れてて、再入荷は、26日とのこと
マグカップが、22日の終演後に売り切れた。再入荷は、不明。

・出演者で、女性は、広末さんだけ ・坂本、沖田、新撰組、以蔵は、基本的に衣装チェンジ無し。 ・手紙を読み上げる際も、紙は持たずに口上のみ。 ・かんざしも、身振りだけ。
雷鳴?轟く中、暗闇の中、たいまつを持った兵が何かを探すふうにあらわれ、そして、桂登場。 左側に伏した人を見て、死体だと言い 右側に伏した人をみて「お前は誰か?」と誰何 被った布から、右手だけを差し出しながら、忘れたか、新撰組・土方だ 取り巻きの兵を打ち倒し、2人の会話に。 誰のおかげで、参議になれたと思ってんだ! 少なくとも、お前のおかげじゃねぇ。 坂本さんに申し訳ないとは思わないのか? 坂本?だぁれ?なんてことはないけど、でもしょうがないじゃない、坂本さんはああいう時代の人だったんだから 袖触れては、斬りあうバカばっかりの時代。 歯が綺麗になったな。 あぁ、1本25万、20本で1千万かかったよ。政治家は、歯が命だからな。 じゃぁ、また砂がかめるな。じゃりじゃり、じゃりじゃり... や、やめろ! 思い出せ、アノ頃を! 貧乏な百姓で、土壁食ったり、食い扶持が無くて、間引かれていく弟達。 米、ひとつぶひとつぶ拾ってた。そうさ、俺は、米屋の丁稚あがりさ。 雨の中、米屋の主人が言った。 この泥を食ったら、兄弟たちに、米1俵送ってやるってよ。 俺は、食ったよ。腹いっぱいになるまで。 そして、気付いたら、米屋の主人を刺してた。そして、米屋を乗っ取って、桂家の家禄も買った。 そうやって、はいあがってきたんだ。 俺は、負けねぇぞ。誰にも、負けねぇ。 (暗転) 中央に、刀が1本突き立てられており、周囲で斬りあう者達。そして、刀のそばに置かれる赤子。 赤子をのこして、皆、去る。 そこに現れたのは、岡田重蔵(兄),岡田以蔵(弟) 2人による状況説明開始。 ここは、ふたつがわで、世間から隔離された場所。ここに居る者は、かわら者と呼ばれ、市中に居ることを許されない。 赤子を見つけて、抱え上げ、この布は、2両で売れるとかなんとか せき込む重蔵、病気が感染るから、寄るな!とか あったかいのぉ、おしめを変えねば、な わしのふんどしで...はたかれ、顔を押さえる重蔵 おしめを取り、女の子だと分かる おい、わしにも見せてくれ 病気が感染るから、触るなと、またはたかれる ようやく、突き立った刀を見つける この刀は... そこまでだ。(うしろから、勝海舟登場、取り巻き付き) 頭を地に付くくらい下げる2人。懐に、赤子をかくす弟。 ここで、何をしている? ゲホゲホ 喋れないのか? ゲホゲホ ここに、赤子が居なかったか? いいえ、あわてて口を押さえる弟 しゃべれるようだな。 わしらは、ふたつがわを仕切る岡田一族の、岡田重蔵、弟の以蔵。 こんなところに、赤子を捨て置くということは、今頃、狼の腹の中かと。 では、その懐のものは何だ? おぎゃぁ 子犬です。 以蔵「わんわん」 そうか、犬か。って、だまされるか! 以蔵「にゃおん」 勝が、刀に気付く この刀は、菊一文字。 重蔵:菊一文字ということは、この子犬...(赤子の出生の秘密をべらべらと) 勝:なぜ、かわらものごときが、この刀のいわれを知っている!?と言いながら、重蔵を斬る。   おとなしく、その子犬を渡せば、見逃してやろう。しかし、従わなければ、斬る。 とりまきに押さえつけられながら、以蔵は、何故、こんなことに。兄さんが斬られなければならんのだ。 世間から隔離しといて、ここに勝手に立ち入ってきたのは、あんたたちじゃないか。 この子は、なんなんだ!? なんだかんだあって、以蔵は逃げおおせたが、刀も赤子も守りきれなかった。 以蔵は、舞台中央の階段を駆け上がる。 風を表現した、旗を持った4人組(4スミに各1名)が、2回往復すると、 階段の2/3のところに、人影が(逆光で) ♪私は、だれなんですか〜 (おそらく、椎名林檎の曲) 曲が鳴り響く中、ゆっくりと階段を下りてくる、その人 見得を切ったり、取り巻きを切り倒したり、ストロボのように強く光るライトの中で。 最後の1人、勝を打ち倒すと、曲がやむ。 むくっと起き上がる、勝。 強くなったな、総司。と、まったりムード。 そんなムードをぶちこわす叫び声。 牢から、出てきたという勝の父が、従者2人を投げ飛ばしながら、総司の方へ近寄ってくる。 どうせ、実の父じゃないのだから、やらせろとか、そんなことを。 総司に絡んだり、勝が、子供の頃、犬にかまれて片金玉になって、勃たんとか、叫ぶ。 ロウガイ持ちと、片金玉で、つりあいが取れるとでも思ったのか?とかいう父に対してブチ切れる勝。 刀を抜こうとする勝の、刀を抜く、総司。 そうだよ、犬コロだよ。だがな、その犬コロを拾って育てたのは、お前らじゃねぇかと言い放ち、 勝の父を斬り殺す。 で、海舟は、総司に、今すぐ、ここを離れろと、言う。 追手?が迫る中、どうしても訊きたいことがあるんです、と勝に詰め寄る総司。 しかし、答えない海舟。そのまま、2人は分かれてしまう。 ♪こーの声がきこえーるかい〜 (B'z Calling かな?) どうして、3歳のとき、石をくくりつけて、河を渡らせたのですか? ようやく、岸にたどり着いた僕を蹴り、反対側まで行けと言ったのですか? 10歳のとき、道場通いで、全身あざだらけで、まだ、そのあざは残ってる。 15歳のとき、まめが潰れて、こんなに腫れ上がった手をしてる女がいますか? 僕だって、お化粧したり、かんざし挿したりしたかったんですよ 叫びながら、追っ手を次々と打ち倒していく、総司。 そして、曲が終わり、ぽつーんと、1人になる総司。 せき込み、血を吐く。 それをみつけた1人の男が、 へびにかまれたのですか?あたまの形は3角でしたか?それはまずい。はやく毒を吸い出さないと! と総司の返答を待たず、矢継ぎ早に、問い、総司の両足を抱えて、吸い付き... 何すんだよ!と蹴られる男 しまったー。親知らずを抜いたばかりだったんだーと。 おめぇ女だな? 違う そんな白い足した男は居ねぇ 気分を害された総司は、男に切りかかろうとする。 が、再びせき込む、総司。 近づく男に、近寄ると感染りますよ!と警告。 しかし、気にした風もなく近づく男。 大丈夫です。百姓には、ロウガイは感染らないのです。と、吐血した手にカオを近づける男。 お名前をお聞かせ願いますか? 「ドカタ」と書いて「ヒジカタ」、土方歳三です。 そういう、あなたは? 沖田、沖田総司。 いいムードになって、2人は、キスしそうになる。 が、身を翻して、土方は、仲間を呼び集める。 ワラワラと出てきた者達に、女房が出来たと宣言してしまう土方。 われわれは、新撰組だと。 次々に名乗る、構成員。 (どのタイミングでやったのかは、すっかり忘れてしまったが) 近藤勇を除く6人で、組体操のピラミッドをやって ♪燃焼系 燃焼系 アミノ式〜 あのCMを再現(ナワトビは無かったけど)して、最後は、潰れて。 君も新撰組に入らないか? 新撰組は、歌って、踊れて、人を殺す集団なので、歌を歌えないとダメなんだが、どうなんだい? 総司:紅白出場したことあります! 近藤:こりゃ、百人力だ! ♪いつもいつでも、うまくゆくなんて〜 (松本梨香 めざせポケモンマスター) ポケモンの曲に乗せて、次々に現れる、賞金首。 ・近藤勇が、お相手いたす!あっしまった。刀を忘れた。ここは、1番隊長沖田がお相手いたす! 沖田、行けー! 20両ゲットだぜ ・土方歳三が、(略) 30両ゲットだぜ ・(略) 40両ゲットだぜ 50両ゲットだぜ さぁ、次は、坂本だ! (暗転) 坂本登場(右手には、岡田以蔵をひきつれて) ♪こーごえそーな、時代に僕は〜 (イントロから全部流れた) (西川貴教 WHITE BREATH) 笑うしかないダンス(腰を前後に、くいっくいってやったりすんの) ワンコーラス終わって、間奏のとき、赤いリボンを持った裸の人達(3、4人)が、軽やかに右から左、左から右へと駆け抜けた (き、きもちわるいですー) 以蔵は、刀を口に当てて、鞘をスライドさせて、ホーンのマネをしたり 総司が現れ、求愛する坂本。 一発やらせてくれ、いや、先っちょを当てるだけ、腰も動かさん。 それは、もうSEXではなくて、SPORTじゃ。 これだけ譲歩したんだから、いいだろ? いいわけねー 頬をはたかれる、坂本。気が強い女も好きだ。 その白い肌を縛って、赤い蝋燭をたらしたい。 変態か。斬る! ちょっと教育しちゃらにゃならんようじゃの(と、胸元から、ピストールを出す坂本) 卑怯だぞ 何が卑怯だ。総司のその刀はどうなんじゃ?このピストールは、1秒に2発。30連発できるんじゃ。 つまり、30人に斬りかかられても大丈夫っちゅうわけじゃ。 お命覚悟ー! パーン 仇ー! パーン 汚ねぇぞ。 そうだ、人を殺すっちゅうのは、汚いことだ。だから、総司、刀で斬るのも汚いことなんだ。(ピストールを総司に向けたまま) だがな、アメリカでは、いつもピストールを突きつけあって暮らしておるわけじゃないぞ。 法律ちゅうのを作って、それを守らないやつだけが、身分に関係なく撃たれるんじゃ。 (と、言いつつ、自分のこめかみに、ピストールを突きつけ、引き金を引く坂本) カチャ 弾は、入っておらんのじゃ(言いつつ、以蔵にピストールを放る) だましたな!怒って斬りかかる総司に対し、軽やかに逃げる、坂本。 以蔵のところまで戻って、ブーツの自慢を始める。 これなら、でこぼこした道も平気だ、とかなんとか これはアメリカから手に入れたものだ。 おぬし、ロウガイを患っておるそうじゃな たとえば、梅毒という病気を知っておるか?この病で、吉原では毎年3千人が亡くなっちょる アメリカには、ペニシリンちゅうんがあって、それを血管に注射すれば、たちどころに治って、 毎年3万人がたすかっちょるっちゅう話じゃ。 このペニシリンが何から出来ているかわかるか?ごはんが古くなったら出来るものじゃ。 おにぎり じゃなくて、 カビ そうじゃ、カビから出来とるんじゃ。ここで言いたいんは、ペニシリンがすごいってことではなくて それがカビから出来てるってことを発見したお医者さんの志が凄いって言っとるんじゃ。 江戸の医者みたいに、何でもかんでも、虫下し渡して金を貰っているようなやつらばかりではダメだということを言っとるんじゃ さ、キスしよう まずは、わしに感染してみい。それが、たちどころに治ってしまえば、誰もお前を差別することなど無くなるではないか。 さぁ、キスしよう。さぁ、さぁ。 お前、そればっかりだな。斬る! おぬしには、教育が必要なようじゃな。男は、女に教育するとき、凄い力を発揮するんじゃ。(と言って、左へ去る) 以蔵:かよわい弟子を残して、どこへ行くんじゃ、坂本先生! でっかい寛永通宝を頭に乗せて、再登場の坂本。 気の強い女も好きじゃが、実は、素直な女も好きなんじゃ。 (いろいろあって) タイプじゃねーんだよ(と言い残して去る、総司) 後を追う、坂本。 残された、以蔵は、本気と書いて「マジ」と読ませるなら、 坂本と書いて「ラブ」、竜馬と書いて「ピース」と読むんじゃ。 (と言って、坂本が置きっ放しにしてった、寛永通宝を、転がして行く) (暗転) 階段最上段から、岩倉ともみ登場。 (姿は、赤ふんどし、烏帽子に、妙な仮面、そして右手には鞭といったもの。 下まで降りてきたときは、左右から赤ふんどし一丁の男達が各4名出てきて、ペアで何か組み体操みたいなのしてじっとしてた) そこへ勝、登場。 大政奉還受けないわよ。大政なんていらない。 でも、なんで、私なの?京都には、金さえ積めば、いくらでも条件を飲む貴族はいるでしょうに。 次の時代をになえるのは、岩倉様しかおりませぬ。 (いろいろあって) ペシペシ振り回した鞭が、自分の足に当たってしまい、転げる、岩倉。 (怒った風に)あんた、とことんやる気ね! (いやいや、それ、あんたが自分でやったんじゃない)って顔で、黙る勝。 そんならなぁ、けつ見せろ!けつ! けつ見せるのと、大政奉還とどう関係が有るんですか? 関係ないわよ、そんなの。見たいの、けつ。いいから見せなさい。 後を向いて、尻(衣服は着たまま)を見せる勝。 あんた、バカにしてるでしょ。誰が、服のすそを見せろって言ったよ!生尻を見せろ! ここでですか?(客席を見渡して)私にも立場というものがあるんです。 立場ぁ?私が、こうして赤ふんでいるのに、あなたは見せられないっていうの? あなたねぇ、今は、アメリカが和親条約結びたがってて、仲良くしてるけどよぉ いざ大政奉還して、アメリカが攻撃してきたらどうするの?京都に迎え撃てっていうの? 岩倉様ともあろうお方が、そんな小さいことで。 (いろいろあって) 新撰組が、桂さんにお金を無心するシーン(1回目) 実は、坂本の弱点を調査してまいりました。 ほぉ、弱点とな。 はい、坂本は「早い」と言われることに弱いそうで。 「早い」と言われて、困ることなど有るのか? 「稲刈りが早い」「走るのが速い」... して、その理由は? そこまでは、知りませぬ。 おい、しっかりしろよ。新撰組局長・近藤勇が、そんなんでいいのか? (新撰組が、桂さんを囲んで) 「普通選挙は(、誰がやった)?」 「桂だ!」(このパターンを、3回くらい繰り返して) おもむろに、懐から、「カツラ」を出して振り返りながら装着。「カツラ」だ! (これが面白いくらい受けないのです。客席からは、ぽつぽつと笑い声が出たけど) (いろいろあって) 総司が、仇討ちの連中に囲まれてるとき 助っ人いたす。と、坂本登場。(坂本が刀を振り回したのは、このときだけだった) 殺陣っていうよりも、ダンスな感じ。 総司が、発した言葉、「お前、いいやつだな」にすかさず反応する坂本。 言われて、すぐ、総司を突き飛ばす。 「?」って感じの総司に、「いいひと」だけはダメじゃ。 「あなたいい人ね」って、お友達でいましょうってことで、何度もその言葉に騙されたんじゃ。 (どういう成り行きだか、坂本が、郷里の母に宛てた手紙を読むことになった) (斬りかかってきた群集は、船を漕ぐポーズで、坂本と、総司を囲んで。) 読み始める前に、以蔵が、階段の最上段で、坂本先生の弱点満載じゃー。って。 読み終わって、高知に二人で行こう。空にぽっかり浮かぶでっかい月もみせちゃる。 (ちょうどこのとき、丸い穴が開いた枠が降りてきて、月に見えるような仕掛けがったり) (なんかいろいろ高知のいいところアピールをして) 坂本が、去る。 紅をさし、坂本から受け取った、かんざしを挿す総司。 せっかく僕が優しくなれたのに、このチャンスを逃すようじゃダメだね。 (いろいろあって) 新撰組が、桂さんにお金を無心するシーン(2回目) 実は、坂本の弱点を調査してまいりました。 ほぉ、弱点とな。 はい、坂本は「たいしょう」と言われることに弱いそうで。 「たいしょう」と言われて、困ることなど有るのか? 「レコード大賞」「あんたが大将」... して、その理由は? そこまでは、知りませぬ。 おい、しっかりしろよ。新撰組局長・近藤勇が、そんなんでいいのか? (新撰組が、桂さんを囲んで) 「普通選挙は(、誰がやった)?」 「桂だ!」(このパターンを、3回くらい繰り返して) (「北の国から」風に)桂なわけで、もう金が無いわけで、坂本を斬ってもらいたいわけで (懐に忍ばせた、桜吹雪(紙ふぶき)を少しずつ撒きながら) と、そこへ、坂本と、以蔵登場。 ほぉ、わしを斬りたいのか。斬ってみろよ。 (いろいろあって) わしは、今から、長州へ行く。いろいろ調べなきゃならんことがあるのでな。 その間、桂を見張っとけ。(と言いつつ、舞台から去る) (何故か、応答する新撰組) (桂さんキレる) 新撰組に金渡して、新撰組に斬られたら、笑いものじゃの。 新撰組の構成員の1人が、桂さんに絡む。出自が悪いからダメだとか、なんとか... 米、ひとつぶひとつぶ拾ってた。そうさ、俺は、米屋の丁稚あがりさ。 雨の中、米屋の主人が言った。 この泥を食ったら、兄弟たちに、米1俵送ってやるってよ。 俺は、食ったよ。腹いっぱいになるまで。 そして、気付いたら、米屋の主人を刺してた。そして、米屋を乗っ取って、桂家の家禄も買った。 そうやって、はいあがってきたんだ。 俺は、負けねぇぞ。誰にも、負けねぇ。(言いつつ、刀を振り回す) 新撰組のデブキャラ1名が斬られる。 狂ってる! そうさ、狂うさ。泥を食った時、その咀嚼音は、俺の鼓膜を突き破った... (いろいろあって) 新撰組の構成員の1人(教師を目指してると言ってたキャラ)が、桂さんを攻撃。 そこで桂を助ける、総司。新撰組の構成員は、死亡。 なんで、助けたか訊きたいですか?坂本さんが、あなたを守れって言ったからですよ。(言いつつ右へ去る、総司) 嗚咽中の桂(土下座ポーズで) (左から、坂本登場) なんじゃ、桂、人の心に触れたような顔じゃの。 これからの時代を担っていくちゅう者が、そんなことじゃ困るぜよ。 そんなカンタンに人の心に触れていてはダメだ。 民衆の心に触れないでは、ダメではないでしょうか? 勝とか、えらい連中は、言葉では言ってても、ちっとも百姓のことをわかっちょらん。 百姓の気持ちをわかっとるお前が、選挙をやるんじゃ。 まずは、1回やってみるんじゃ。 (覚書) 坂本と以蔵が、新撰組の詰め所を訪問。 坂本が、魚屋といつわって、難なく座敷へ上がる。 総司が休んでるところへ、坂本が、あんまとして登場。 あんまの口調が、坂本に似てるって話になって、 坂本さんのような国のために働く人を女性は好きになるべきなんです。 いろいろいい話が聞けたから、今度坂本にあったら、お前によく似たあんまが居たって言っといてやるよ。 キスしませんか?(あんま) はぁ、なんでそうなるんだよ。 いえ、今のこの気持ちを、口移しで、坂本さんに伝えようかなぁなんて思いまして。さぁ。 勝と、坂本の会話 大政奉還の条件は、慶喜公の首だ。 それをなんとかしてくれんか?岩倉ともみは、男色だそうだ。 お前みたいな、濃ゆいタイプの男をスキらしい。その林檎尻を提供してくれんか? この林檎尻を提供してもダメだったらどうするんだ? そのときは、俺の尻を差し出してやる。 勝が、新しい時代になったら、人斬り集団・新撰組は不要になる。新撰組を助けたくば、坂本を斬れ、と。 近藤以下が、助かりたい、新しい時代を見たいと、総司に、坂本を斬ることを請う。 土方は、一人、調子良過ぎだ!と反発するが。 勝の、勝家に世話になった身なら、それくらいの恩返ししてもいいのではないか?とか言われて 総司が、坂本を斬ることになる。 坂本と、勝の会話。 まもなく、ここに総司が来る。 わしを斬りに来るのか。本当に、帝は、俺を斬ることを条件に出したのか? そうだ 坂本と、桂の会話。 (桂が嫌味たっぷりで)先生のおっしゃってた通り、時代を起こす人間と時代を作る人間は違いますなぁ。 実は、会って貰いたい人がおるんじゃ。わしは、そのために長州に行ったんじゃ。 その者はな、雨戸を閉め切って.... まさか!おみつ?(米屋の女房で、桂の奥さん。) そうじゃ、会ってくれるか。良かった。ここでおぬしに断られたらどうしようかと思ったわい。 (階段中腹に、白無垢の女性が、あがってきた) 天使さまに「これが、私の恋女房です」とやってくれんか?そして、この女房にも選挙権を!ってね。 駆け寄る桂。 (いろいろあって) (白無垢を脱ぐと、総司) 突っ伏してる、坂本。 もう騙されませんよ、坂本先生。 でも、起き上がらないので、不審に思い以蔵が、坂本を抱き起こすと 黒血を吐く坂本の姿を見る。 総司のやつ、手も握らせんくせに、病だけは感染していきよった。 医者を呼んできます。と、屋敷を出て行こうとする以蔵。 出口で、総司と鉢合う。 総司の行く手を遮る、以蔵。 坂本先生と一発やらせることを、約束させて、去る以蔵。 夜のお供に、うなぎパイ(あんまのときも出てきたけど、そういうキャッチフレーズなん?) 部屋に入ってくる総司が見たのは、再び突っ伏している、坂本だった。 総司が声をかけると、顔を起こして、真っ暗じゃないか。 坂本、目が見えないのか? いや、見えるぞ、真っ白なドレスを纏って、こっちに来る総司が。おい、なんで何も言わんのじゃ。 さぁ、こっちへ来い。 (総司がいる方向ではなく、何も無い方へと手招きをする坂本) 総司は、その手を掴み、ここにいるよ、と。 アメリカの薬で、すぐ治るんじゃなかったのかよ。 桂に、燕尾服買ってやったり、(なんかいろいろ買って)して、金が無くなった。 だが、総司との繋がりであることの証だから、この黒血もいいぞ。 ばかなことを言うな。 坂本が、ぐちぐち愚痴ってたんだけど、「天下の坂本が、こんなことじゃいかん」とか言って愚痴をやめる。 ここまできて、また「天下の」かよ。天下を無くしたら、何も残らんのではないか? で、1発やらせろってことになって、 お前、そればっかりかよ。人生観変えろよ! ばかか、俺は、もうすぐ死ぬんだぞ。こんなときに人生観変えて、どうするんじゃ。 (と言いつつ、総司に、覆いかぶさる坂本) (いろいろあって) ひとつ言っておくが、他人よりも、ちょっと、ほんの少しばかり早いかもしれん、 もひとつ言うと、他人よりも、ちょっと、ほんのちょっとばかり小さいかもしれない。 短小? ギクッ。実は、先っちょと言ったが、それが全部なんじゃ (いろいろあって) 俺がわざと切り損ねるから、そのとき、俺の胸元に手を入れろ、そしたら、俺は、アハンアハンって言うから な、 おい、しっかりしろ。ちゃんと立ってろよ てーい、しまったー、チャーンス(坂本の手を取って、自分の胸元に手を入れて) アハンアハン....(崩れゆく、坂本) おい、坂本、死んじまったのかよー。 (いろいろあって) 大儀であった、斬(総司が、大上段から、坂本を斬る) (しばらくして、ワラワラと現れる、新撰組の面々) 近藤:総司、その首を寄こせ。 総司が、無視してると 近藤:総司、てめぇ、手柄を独り占めする気か? おまえ、本当に、百姓には、ロウガイが感染らねぇと思ってたのかよ 死んだ志士50余名のうち、30数名は、おまえの病気が感染って死んだんだ。 お前とナベをつついたときは、生きた心地がしなかったぜ 五郎(デブキャラ・桂に斬られた)は、斬られて死んだが、斬られてなくても、おまえの病気で死ぬ直前だったんだ 村木が、おまえのにおいがついたマワシを喜んでたと言ってたが、 においが付いたのは焼き捨てて、同じ色のを買ってたんだよ あとな、土方とキスしたことあるか? あいつな、病気が感染るから、キスなんてできねぇって言ってたぞ (右手から、土方から登場) 土方さん、どうして、キスしてくれなかったんですか? (病気が)怖くて、キスなんてできるかよ。 そうだったんだ、信じてたのになぁ。言ってくれなきゃ、わかんないよ。 坂本の首を渡せ、さもないと斬るぞ。 土方さんに、僕が斬れますか? 人を斬るっていうのはね、相手の目を見て動きを読んで斬るんですよ。 (動きが、スローモーションになって、土方は、総司に斬られる) 近藤らを、見据えて「てめぇら、生き延びろよ!」と啖呵をきる 一人残る、総司。 勝が現れて、 そこをどけ!さもないと兄者でも斬るぞ。 落ち着きなさい、外には迎えを待たせているんだ。その者達をも皆、斬るというのか? (いろいろあって) 慶喜公の身柄は? 「じっきょ」(どういう意味かは、音からは、ちょっと想像できなかった) 150万の大名の処分は? 一切おとがめ無し。 そうか、では、新しい時代の年号は?坂本が望んでいた「自由」となったのであろうな? 明るく、治めるということで、「明治」となりました。 画数とか、いろいろな面からも、これが最適なのです。 ちったぁ、坂本の顔も立ててやれよ 桂が現れて おみつさんは、お元気ですか?その燕尾服、似合ってますね。坂本さんが写真撮らにゃって言ってましたよ。 (いろいろあって) 総司の銃殺刑シーン 勝の号令「撃てー!」 総司の前に立ち塞がる岡田以蔵。 坂本先生は、約束を守る男ぜよ。 (言いつつ、白いレースのドレスを総司にもたせたあと、勝に向かって行き、途中で力尽きて倒れる) (総司は、無言だったはず) (右手に、菊一文字。左手は、そのドレスを高々と頭上に掲げてる。) (赤い衣装と、真っ白なレースが、逆光の中、とても綺麗だった) 再度、勝の号令で、発砲。 ゆっくりと崩れ落ちる、総司。(その顔は、安らかな笑顔だたーよ) 少しして、顔をゆっくり起こした総司と、階段最上段の坂本が唱和して、「国は女ぜよ...」 (長セリフのあと) 総司が、倒れて ♪さーよーならさー、今日のー日はー (エレカシ 風に吹かれて) 照明が落ちて (終)
JAC、新撰組、土方、近藤、桂、勝、以蔵、坂本、 そして、総司の順で(だったはず)、演者紹介があって、右、左、正面の順にお辞儀して、去る。 一旦引っ込んで、再登場。ってのを、2回やって、BGMの風に吹かれてが、小さくなって、終わり
(2003.11.22.大筋は同じ違いは以下の数点: ・ニノミヤさんと、海舟さんの声がかすれ気味 ・燃焼系♪のとき、なすびさんがトチった ・坂本と仲良くしてる総司に妬いて問い詰める土方の後ろでバナナを食う新撰組 ・桂さんが、桂コールの中、カツラを出すギャグやるとき、  「これが受けないから、飛龍伝に出させてもらえないんだ!」って叫ぶ ・坂本が、桂さんを美形だと褒めるシーンで、だが、一つだけと前置きして  「出会い系サイトで知り合った子に、青山劇場に出てるって言うのは、どうよ」って言う ・坂本に言われて桂さんを取り囲む新撰組、そこで、桂さん  「新撰組に金を渡してるのに、その新撰組に殺されたら笑えるね」ってくだりで、  桂さんの刀が柄の部分でぽっきり折れてしまった(15日のみ) ・なすびが医者になりたいって話で、土方が東北弁の医者に注射打たれたいか?みたいなことを  15日は言ってたけど、22日には、触れなかった。(クレームが来たのかな?)  確か、これくらいだったはず。)
購入品 . マグカップ ストラップ テレホンカード2種類 パンフレット B1ポスター 1000円(パネルは、別途4500円もした) A3告知ポスターは、無料(R.H.Friendle ファンクラブ会報についてきた)
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