京町見付
桑名城の外堀の西端の東海道上に京町門があって、番所で旅人の監視にあたっていたようだ。堀には橋も架かっておらず進行ルートも枡形になっていて警戒のレベルの高さがうかがえる。現在は碑が残るのみで枡形のルートもなくなっていた。
吉津屋見付
京町見付から五分も歩かないうちに見付の案内があった。ここにも門と番所が設けられていた。この見付は唯一枡形の道路も残っていて生活道路となっている。石取祭という桑名発祥のお祭りでは祭車の進むルートにもなっているという。
七曲見付
県道と合流する小学校のあたりにあり桑名最西側の監視を担当。現在ほとんど名残が残っていないので、小学校敷地内の案内板でかろうじて状況を知る。それぞれの見付が門と番所を設け監視にあたっていたことが桑名を鉄壁の一大商業都市にしたのだろうか。