警戒厳重な桑名宿
                            
伊勢湾、木曽三川を経て桑名に到着すると勢州最大の
賑わいを見せる町が旅人を迎えたのだろう。
一方、京方への出入り口は三つの見付が配され警戒厳重である。
しかもすべての見付が枡形となっていて手が込んでいる。いったいなぜなのかわからない。
見付近くをウロウロしていたので近所のおばちゃんが見かねていろいろと教えてくれた。おばちゃんありがとう。


 

京町見付

桑名城の外堀の西端の東海道上に京町門があって、番所で旅人の監視にあたっていたようだ。堀には橋も架かっておらず進行ルートも枡形になっていて警戒のレベルの高さがうかがえる。現在は碑が残るのみで枡形のルートもなくなっていた。

京町見付
 
京町見付 京町見付
門や番所があったであろう場所
番所を回るように桝形を通ったかも


 

吉津屋見付

京町見付から五分も歩かないうちに見付の案内があった。ここにも門と番所が設けられていた。この見付は唯一枡形の道路も残っていて生活道路となっている。
石取祭という桑名発祥のお祭りでは祭車の進むルートにもなっているという。

吉津屋見付
 
吉津屋見付 吉津屋見付
まず案内板の角を右折
すぐ次のT字路を左折
吉津屋見付 吉津屋見付
すぐまた左折、街道の指示碑がある
通過したら急に道が広くなった


 

七曲見付

県道と合流する小学校のあたりにあり桑名最西側の監視を担当。現在ほとんど名残が残っていないので、小学校敷地内の案内板でかろうじて状況を知る。それぞれの見付が門と番所を設け監視にあたっていたことが桑名を鉄壁の一大商業都市にしたのだろうか。

七曲見付
 
七曲見付 七曲見付
小学校の敷地内を左折
三回曲がって西を見たところ
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