This week's feature
06/05/12  World Fair Trade
 5月13日(毎年5月第2土曜日)は「World Fair Trade Day」です。IFAT(国際フェアトレード連盟)に加盟する世界70カ国・約300団体が一斉にフェアドレードをアピールする日で、各国でイベントやキャンペーンが同時開催されます。

 フェアトレードとは、発展途上国に貧困のない公正な社会をつくるため、物を作った人に適正な賃金を支払い彼・彼女たちの生活向上を支援する試みです。日本で生活している私たちには当たり前のことですが、発展途上国ではその当たり前のことが行われていないのです。一部の先進国に有利な貿易ルールによって、農産物などをはじめとする不当な価格下落に苦しむ多くの人々が貧困に追いやられています。
そこでこのフェアトレードによって、小規模な手工芸グループや農家組合などと直接取引きし、技術支援や財政支援を提供しています。また長期的な関係を築くことによって現地の人々の生活改善のお手伝いをすることもできます。「買い物」とは、ただ買うだけでなく商品とともに生産者の暮らしや文化・社会状況を知ることも大切ですよね。

 発展途上国の貧困問題は今世界で重要な問題となっています。日本政府も途上国援助を盛んに行っていますが、なかなか問題は解決しません。それにそのお金がどのように使われ役に立っているのかを国民が知るのは難しいのが現状です。そこで私たちに何ができるのかを考え答えを見つけることはなかなか難しいですが、このキャンペーンを通じてフェアトレード製品を購入するのことも問題解決の一歩かもしれません。"身近な海外協力"として少し目を向けてみるのもいいかもしれませんね。

「World Fair Trade Day 2006公式ホームページ
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