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06/04/21  Cherry Blossom
 4月半ばを過ぎ、桜も葉桜に変わろうとしています。今年は朝晩の冷え込みが強いためか、長い間満開の桜を楽しむことができました。最初に花を咲かせその後葉をつけ始める桜はとても神秘的ですよね。満開の桜も美しいですが、葉桜になりはじめの緑とピンクのコントラストも魅力的で素晴らしいですね。

 海外では、アメリカのワシントンD.C.の桜並木が有名で名所のひとつとなっています。毎年3月半ば〜4月上旬には桜祭りが開催され、ビッグ・パレードやその年の「Cherry Blossom Princess」が選ばれます。実はこの桜、明治時代に当時の東京市長が友好関係を築こうと贈ったものだそうです。80年の歳月を経て今も多くのアメリカ人に親しまれているのですね。

 アメリカほどまだまだ知られてはいませんが、カナダのバンクーバーの桜並木も負けてはいません。寒いというイメージがありますが、日本と同じ3月半ばから下旬にかけて花を咲かせます。そして5月半ばまで、ソメイヨシノをはじめ数種類の桜が楽しめます。やはりこの桜も日本から贈られたものです。バンクーバーでは、今年初めて「Cherry Blossom Festival」が開催され、日本の伝統でもある折り紙ワークショップをはじめ生け花やお茶会、日本の文化紹介イベントなどが行われました。カナダの公園では飲酒が禁止のため、日本で行われているような「お花見」の習慣はありませんが、満開の桜の下でお弁当やバーベキューなどを楽しむようです。

 今では海外でも季節の風物詩となった桜並木ですが、一番最初に桜を贈ったアメリカでかなり苦労をしたようです。桜は害虫がつきやすいため、検閲の時輸入が認められず、全ての木を焼却されたこともあるようです。しかし日本はあきらめず、害虫がつかないような工夫をしながら桜の苗木を育て、やっと贈り届ける事ができました。そのおかげで現在海外でも桜が楽しめるようになったという訳です。
Why don't you take a look at the beautiful cherry blossoms in Vancouver!

「Vancouver Cherry Blossom Festival」
公式サイト

 
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