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06/04/14  NIE
 現在メディアと情報伝達手段の多様化が進み活字離れや読み書き能力の低下が深刻化する中、新聞を生きた教材として活用するNIE(Newspaper In Education)を導入する学校が世界で増えています。中でも多メディア時代を反映して、メディアリテラシー(情報を読み解く力)を育成することへの関心は急速に高まっています。

 メディアリテラシーの先進地カナダでは、新聞をたくさん読ませて事実と意見を見分ける技術を磨かせ、最終的には自分の意見をまとめて文章にします。学ぶ側の生徒たちは、「大きな事件があると新聞を読み比べる」、「学校と家で違う新聞を読む」、「あるテーマの記事を追い続け、どの新聞が一番正しいのか知るのが楽しみ」と新聞の活用方法も様々です。
日本でも最近、教育に新聞を取り上げているところが増えています。例えば社会科では、身近な地元のニュースを採り入れ疑問を持ったことはみんなで考え、自分の意見を発表する。また英語学習では、自分の興味の持ったニュースを知っている単語を使って英作文にしてみるなど行われています。

 活字を読み、与えられた情報を理解し判断する能力は、自由に生きるために必要なことだと思います。子供だけではなく、大人も新聞、本など活字を読む習慣を身につけたほうがいいと私は思います。
最後にフランスの哲学者が読むことの素晴らしさをといた言葉を紹介したいと思います。
The reading of all good books is like a conversation with a finest man of past century.」(あらゆる良い本を読むことは、過去の最高に素晴らしい人たちと会話するようなものだ)
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