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06/03/06  ソックモンキー
 アメリカの多くの家庭で愛されてきた靴下から作るぬいぐるみ、それがソックモンキーです。
ソックモンキーは1900年代初めごろから作られ始め、アメリカではよく知られたおもちゃ。古いものは収集家に人気のコレクターズ・アイテムだそうです。貧しくてクリスマスプレゼントが買えない母親や祖母たちが、子供や孫のために使い古しの靴下を使って手作りしたのがはじまりだそうです。素晴らしいアイデアですね。

 実はこのソックモンキー、日本でも最近つくられています。秋田の身体障害者施設で製作され、このたび販売が始まりました。靴下1組で1体ができあがり、洋服は寄付された古着でまかないます。物があふれるこの時代に、身近にあるものを最大限に利用してつくるとてもシンプルな作品です。手作りのため、1体1体表情も微妙に異なるのでそれも魅力的ですね。製作している人たちも、それぞれの状況に合わせて働き自立を目指すいい経験になるようです。

 現在販売しているところは、渋谷「in Touch」、自由が丘「シボネ」、新宿「伊勢丹(15日〜)」などでまだ東京でしか手に入りませんが、近いうち宇都宮にも出現するといいですね。 
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