This week's feature
06/01/30  節分
 2月3日は節分ですね。英語ではthe day before the beginning of springといいます。節分は、季節の分かれ目の意味で元々は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日をさしていたそうです。ですから年に4回は節分があったということですね。でも今は立春の前日2月3日だけになりました。このように立春だけになった由来は、冬から春になる時期を1年の境として現在の大晦日と同じように考えられていたためだそうです。

 各家庭で豆まきを行う行事がありますが、これは中国から伝わった風習で「鬼やらい」「厄払い」と呼ばれ、病気をもたらす悪い鬼を追い払う儀式で、日本では706年に初めて行われました。
また節分に巻き寿司を食べる風習がありますが、福を巻き込むという意味と縁を切らないという意味が込められています。そういえばここ数年この時期になるとコンビニなどでも太巻き寿司を売り出しているのを見かけますね。最近ベーカリーでもパンでつくった太巻きがあるそうです。

 ここ栃木県では節分が来ると、「しもつかれ」と呼ばれる郷土料理をつくります。鮭の頭と専用のおろしきですった大根、にんじんと豆まきの豆を入れて秘伝の味付けで煮込みます。時々県内のスーパーや道の駅で売っているのを見かけますが、みなさんは食べたことがありますか?なかなか変わった郷土料理なのでぜひトライしてみてください。
©2005 Créer English Network. All rights reserved.
close