This week's feature

05/12/19　　サンタクロース

　いよいよ今週末はクリスマスですね。日本では欧米のようにクリスマス休暇をとる習慣はありませんが、この時期になると街中クリスマスソングが流れ、クリスマス・イルミネーションで賑わっています。
さてクリスマスといえばサンタクロース。子供たちは彼からのプレゼントを心待ちにしています。そこでみなさんはサンタクロースについてどれくらい知っていますか？

　まずサンタクロースの歴史･由来ですが、4世紀、現在のトルコに実在した聖人、聖ニコラウスがモデルとなっています。彼は様々な奇跡を起こして不幸な人々を助ける、庶民の味方として人気がありました。ある時、貧困のために身売りされようとしていた娘を助けるために、金貨をその家の煙突から投げ入れその一家を助けました。その時、暖炉に干してあったソックスに金貨が入ったことから、サンタクロースが煙突から入りソックスの中にプレゼントを入れていく伝説の由来となったようです。
　
次に現在のサンタクロースのイメージですが、これはアメリカから始まったようです。1822年アメリカの神学校教授が子供たちのために書いたイヴの詩で「イヴの夜には、トナカイがひくソリに乗ったおじいさんが背中いっぱいのおもちゃをかかえて、煙突から暖炉を抜けて飛び出した…」と書いており、それまでのロバに乗って善行を行う聖人ニコラウスのイメージとは違った姿で描かれていました。また「ばら色のほおにえくぼが2つ、鼻はさくらんぼのようにぷっくり笑うたびに突き出たお腹がプルンプルン」と愛嬌のある好人物としても描いたことから、新たなセイント･ニコラス像が誕生したようです。またこのイメージに決定的影響を与えたのが、1930年代コカコーラ社の広告に使われたサンタクロースのイラストだそうです。
このように人の手によって、サンタクロースはイメージを変えて今にいたってるのですね。

　さて今年のフィーチャーはこれで終わりです。来年もまたみなさんの役に立つおもしろい情報をお伝えしていけたらと思っています。
　Merry Christmas and a happy new year!!
ではまた来年お会いしましょう！　