This week's feature
05/08/01  Many men, many minds
 タイトルにもなっている"メニーメン、メニーマインヅ"とは、一人一人自分の好みや考えを持っているということです。 日本語で言えば"十人十色"ですね。
今回それについてちょっとおもしろい話を耳にしたので紹介したいと思います。

 20年以上前の話ですが、北米から安い魚を買い付けて輸入する仕事をしていた人がいました。ある年寒さが厳しく漁獲量が減り、魚の値段が異常につりあがって輸入できないことがありました。そんな時安い魚を求めてあちこちを歩いてアラスカにたどり着きました。アラスカの港ではキングサーモンの解体が行われていました。そこで信じがたい光景を目にしたのです。漁師たちはそのサーモンの卵をみんな捨てているのです。そう、日本では高価な食材の「いくら」です。アラスカではサーモンの身だけとって卵は使わないのです。その人はそれを利用し取引をはじめ、ひと財産築いたそうです。
そういえば、今まで知り合った欧米人はいくらやたらこなどの魚卵は好んで食べるということはあまりなかったですね。

 また別な話ですが、アメリカのフレンチレストランのオーナーが料理に使うマッシュルームを摘み取りに行った時、別のマッシュルームには目もくれず、踏みつけていたことがあるそうです。それは日本でいう「まつたけ」だったそうです。

 このように自分の国では高価なものでも、他の国ではまったく価値のないものになってしまうことがあるのですね。もしかしたら日本でも何か見落としているものがあるかもしれませんね。
それを見つけて、一攫千金なんてどうでしょう!
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