This week's feature
05/06/27  Route 66
 今回タイトルの国道を皆さんは知っていますか? または耳にしたことはありますか?
1923年に誕生し、アメリカでは“車社会”の象徴として歴史のある国道です。別名"Mother road(母なる道)"と呼ばれています。おそらく車の好きな人にとって一度は訪れたいあこがれの国道だと思います。

 ルート66は、シカゴからイリノイ、ミズーリ、カンサス、オクラホマ、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアと8つの州を東西に結んでいる約4,000kmの道。昔アメリカンドリームを捜し求めた人々が辿ったことで有名です。
とにかくこの国道沿いには、古いもの、変わったおもしろいものがいたるところにあります。今はなかなか見ることがない古い看板、モーテル、レストラン、そして現在はゴーストタウンになってしまった町もそのまま残っています。まさにアメリカ経済の歴史とともに走るというわけです。
ちなみに映画「バグダット・カフェ」のロケ地としても使われました。

 しかしその後、州と州を結ぶ高速道路の整備にともなって1985年に地図上から姿を消してしまいましたが、現在でもアメリカン・スピリットの象徴としてたくさんの人達が走り続けています。

 時とともに時代は変わってしまいますが、良いものは変わることなく愛され続けるということを感じました。
走るだけなら1週間ほどで完走できるようですが、ゆっくり時間をかけて訪れてみたいところですね。
それぞれの町、そしてそこに住む人たちの言葉に耳を傾け、歴史を感じながら…。
©2005 Créer English Network. All rights reserved.
close