English trivia
06/03/13  Green
 今月の"Day of the month"は、3月17日のSt.Patrick's Dayですが、この日はアメリカがグリーン一色に染まるといった感じになります。グリーンは早春のイメージで今の季節にはぴったりの色ですね。そこで今回のトリヴィアはgreenにちなんだ英語表現を紹介しましょう。
 
 まずは園芸の得意な人のことをhave a green thumbまたはhave green fingersといって、これは以前にも一度トリヴィアでとりあげましたが、覚えていましたか? 次はgreenbackですが、"緑の背中?"とは何のことでしょうか?これはAmerican banknote、つまりドル紙幣のことです。Goldに替わってpaper moneyが発行されたのは Civil War(南北戦争)の頃で、その紙の色から greenbackと言われました。
次はgreenhouse、これは植物を栽培する温室のことで、日本語ではビニールハウスといいますが、英語ではvinyl(ビニール)ではなくplastic(プラスティック)のほうが一般的です。Greenhouse といえば二酸化炭素などが原因で気温が上昇する「温室効果」のことを英語ではgreenhouse effectといいます。
最後にgreen beltですが、これは都市周辺の「緑地帯」のことです。1977年にケニアで失われた緑を取り戻そうとある女性が7本の木を植えました。現在に至るまでの約30年の間に多くの人々の手によって30,000,000本以上もの木が植えられました。この運動はThe Green Belt Movementといわれ、7本の木を植えた女性とは、2004年にノーベル平和賞を受賞したWangari Maathai(ワンガリ・マータイ)さんのことです。彼女が日本を訪れた時、日本には"もったいない"という言葉があることを知ってそれをとても気に入り、それに基づいた様々な提言をしました。「もったいない(マガジンハウス発行)」という本になっているので是非読んで見てください。英語と日本語のバイリンガルで書かれているので、英語の勉強としても良い本です。ではまた。
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