English trivia
06/02/20  The body
 今週クラスでの英会話レッスンのトピックはThe bodyですが、体の一部が含まれた慣用的表現はたくさんあります。レッスンでもいくつか慣用表現を取り上げましたが、ここではその他のおもしろい慣用表現をいくつか取り上げてみたいと思います。

 まずはback「背中、腰」ですが、get ~'s back upは「怒る、腹がたつ」という意味です。これは猫が怒った時に背中を弓のように持ち上げる動作からできた表現です。That attitude really gets my back up! 「あの態度には本当に腹がたつよ」といった具合に使います。日本語では「腹が立つ」なのに英語では「背が立つ」と言うところが、言葉っておもしろいと思いませんか。
次はchin「あご」を使った表現で、keep ~'s chin upはあごを上にあげたままにする、つまり「元気を出す、頑張る」という意味になります。例えば、Keep your chin up! I'm sure you'll make it. 「元気出して(頑張って)!きっと大丈夫だから。」のように使えます。
最後はbone「骨」ですが、日本語にも「骨を折る」という慣用表現がありますが、そのまま英語でbrake a boneとは言えないので、「面倒をかける」という意味なら troubleですし、「努力する」という意味ならeffort とかlabor、また「苦労をかける」なら pain、など状況によっていろいろです。 Bone を使った英語の慣用表現に、have a bone to pickというのがあります。これは2匹の犬がひとつの骨をめぐって争っているイメージで、相手に対して敵意をもつ、つまり「苦情、文句がある」という意味です。I've got a bone to pick with you!というように、後に「with+人」という形で使われます。

 慣用表現は実際に使う機会はないかもしれませんが、映画や海外ドラマを見ていてよく耳にします。慣用表現を学んだら表現の幅が広がることは間違いありません。これからはちょっと興味をもってみてはいかがでしょうか。ではまた。See you next time!
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