水のお話(1)
大観先生の一升酒
横山大観(昭和33年没・90才)は日本画壇の巨峯として知られていますが、私の若い頃は一日一升の日本酒を飲むことでも有名でした。
「ぜいたく列伝(戸板康二著)」によると、「八十近くまで、朝二合、昼三合、夜五合。客が来るとさらに殖え、肴はあまり食べず、からすみか塩辛といった小皿で満足した」とあります。
大変な酒豪です。なる程、噂通りだった、とうなずきながら読み進みましたが、次の文章には仰天しました。「酒と同時に、日に何升もの水を飲むのだが、水道はカルキの味がするので、井戸がほしくなり、掘らせた井戸は東京で東大理学部に次いで二番目の深さであった」
驚くと同時になぜ大観先生は病気にならなかったのか、この一文で、永年の疑問が氷解しました。しかし、先生も罪作りなことをされたなあ、というのが素直な感想でした。
水を飲んでいることは、まったくといってよい程伝わって来なかったからです。
私は十九の歳から、朝起きてすぐにコップ一杯の水を飲んでいますが、中国帰りの伯父に、中国の健康法として教えられ、中国では塩が貴重品なので、一つまみの塩を入れて飲む。日本は海に囲まれ、塩を摂りすぎるので、塩を入れずに飲め。確かに中国は大陸で、秦の始皇帝は一ヶ月かかって海を見に行ったといわれています。
勿論、日本の水道水は比較的安全なものですが、私は約二十年前、縁あってアルカリイオン整水器を台所に取り付け、水を飲み続けていますが、出張でのホテル住まいの時、ふと気付きました。
チョロチョロで元気がありません。年齢のせいかとも考えましたが、家に帰ると勢いがよいのです。さすがにこれを繰り返しますと、いやでも気が付きます。やはり水の性質に違いがあるのでしょう。
アルカリイオン水は、電気分解によってカルシウムやマグネシウムなどのミネラルがイオン化され、吸収されやすい状態になっています。
魚や肉、野菜、果物、穀物に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルは吸収性が悪く、水溶化したミネラルでないと容易にミネラルバランスは整えられません。
ミネラルの吸収性が悪いのは水に溶けにくいためで、現代人は食べたつもりでも、カルシウムやマグネシウムが不足した食生活に置かれているのが現状です。
アルカリイオン整水器資料請求先 担当(望月一史)
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