「ウィンリィってお姉ちゃんみたいだよね。」

「あ?」


弟が突然、そんなことを言い出したのは、まだ俺たちが師匠(せんせい)に弟子入りする前だった。


毎日、食事のたびに顔を合わせ、一緒に遊ぶ幼馴染み。

自分との関係を何て言うのか、なんて

それまで考えたこともなかったけど

“キョウダイ”だと考えるのは妙に嫌な感じがしたんだ。


その頃だって、今だって

家族として大切に思っている。


だけど





「エド?そろそろ会場の方行かないと・・・。」

「んー。」

「何よ、人の顔じろじろ見て。」

「いやー、花嫁さん綺麗だなってv」

「!!・・・もう、降ろしてよ!慣れないドレスで歩くの大変なんだからね!」

「このまま抱えてってやろうか?」

「いらない!」



どうしてあの時嫌だと思ったのか、今やっと分かった。

キョウダイになったら、誰かの物になるあいつを祝福しなきゃならないからだ。


そんなのは、ゴメン。









2004.12.20(MON)


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