「エド、アル!おかえり!!」

「おう。」

「ただいま、ウィンリィ!」



『おかえりなさい』 『ただいま』

これって人にとってかなり大切な言葉だと思うの。

自分が何処に居るべきなのか、相手にどんな気持ちで居るのか、

自覚したり、伝えたり。

そんな、素敵な言葉。










エドはあの日から 『ただいま』 を言わなくなった。

小さい頃、アルと三人で一緒に遊んで、あたしの家におやつを食べに戻ったりした時には

必ず『ただいま』って言ってたのに。

今では、『ただいま』って言ってくれない。


一度、「何で『ただいま』って言わないの?」 って聞いてみたけど、帰ってきたのは苦笑いひとつ。

どうせ、『自分の家はもう無いから』とか思ってるんだろうけど。


だけど、故郷に帰ってきてる事実は変わらないわけだし、

『ただいま』のひとつやふたつ、いってもバチは当たらないと思うのよ?


そう言ってやろうかとも思ったけど、それじゃあエドの気持ち、何も分かってないみたいで嫌だった。

だから今は何も言わない。


ただ、『おかえり』だけは言わせて?


あたしは、あんたが笑って帰ってこようが、泣いてこようが、

機械鎧壊して来ようが (そん時はスパナで殴るけど)

どんな時だって

「おかえり」

って言い続けるから。


だから、いつか

「ただいま」

ってこたえて。










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