「なに?」


「あ、いや、ばっちゃんが夕飯出来たから呼んで来いって…
 呼んでも返事しねーし、中見たら寝てるし、そんで」


「あ、そう。ごめん」


「いや、わりぃ」



迂闊だった、とおもう。

目の前で目覚めた彼女の、
瞬きするその目の睫毛が意外と長いこと、
うっすら赤く色づいた頬が触れたくなるほど柔らかそうなこと、
薄く開いた唇が赤く熟れていることに
気が付いてしまったのだから。


その距離、わずか15センチメートル。









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