4時間目 日本とアジアのアニメ事情4

 この頃少しずつ動画の仕事が減ってきました。ほとんど海外へ仕事が発注されていくなか、なぜまだ日本で仕事が出来るかというと、国内でのアニメの本数が多いということです。今はビデオに変わりCS放送などが発達して、1週間に200本放送とか言われてます。なので、海外に巻ききれなかった仕事があると言う事です。しかし、中には○ンダムのように放送ギリギリで作業が進んでるものもありますが。このおかげで国内の原画の仕事が多いそうです。そして期日が身短いとか。今の原画マン不足はそのうち番組数が減って、原画さえも海外発注になれは減るでしょうね。しかし、これらは日本のアニメの弱体を意味してる気がします。私も原画の仕事を少しさせてもらってますが、才能がないので作監まで行く事は無理でしょうね。他の動画をやってる人達もこれから先どうするかというのが最大の問題ではないでしょうか?
 今年成立したコンテンツ法の概要を読みましたが、芸術等を補助の対象にした事は評価できますが、基本的には作品を作った人への作品の権利の保護と適正報酬、その人材育成の為の援助のようです。現役労働者に関してはまったく補助も何もなく、ただ海外へ向けての著作権の保護の強化の為の法律成立だったようです。政治家は誰もアニメになんか興味ないんでしょうね。今は韓国ドラマブームですが、アニメと同じく韓国に産業を取られてしまうんでしょうな。