下のモノクロ写真が当時レコードジャケットに使われていたもの。
この後僅か1年ほどの間にリーダーでギタリストのデュアン・オールマンとベーシストのベリー・オークリーが相次いでバイク事故でこの世を去っている。
しかもはじめにデュアンが事故死した場所の近くでベリー・オークリーが事故。単なる偶然とは思えない何かを感じる。
デュアンは僅か12、3歳からハーレーに乗り始めた(アメリカではティーンエイジャーになると親にバイクをプレゼントされるのは珍しくないそう)バイク好きだそうで、きっと天国でもハーレーを豪快に乗り回していることだろう(ギターを弾き始めたのは14、5歳からで、乗っていたハーレーが壊れそのエンジンを売ってギターを手に入れた)。
ちなみに映画「イージー・ライダー」は彼らのような若いライダーをモデルに描かれたアメリカン・ニューシネマの代表作だ。
デュアンを“スライドギターの達人・天才”などと評してる人が多いが、本人の話によればこの時期から僅か3年ほど前にライ・クーダーのライヴでスライド奏法を目にしてから始めたということで、基本的なテクニックは身に着けてはいたが、“熟練したスライドの達人”などではなかったのだ。
しかし熟練度が浅いのにこれだけの演奏が出来たことが逆に彼の閃きの凄さを感じさせるし、私は音楽の本当の魅力もそこにあると思う。
レコードを買ったとき17歳だったぼんぼや〜じも今ではデュアンの倍以上の年齢になってしまいました。十年一日ならぬ“三十年一日”ですかね。(^^;
当時の貴重なライヴ映像はこちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=YdH3U0BBaKU&mode=related&search=
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