消費者危害情報!
『まつ毛を付けたら、まぶたが腫れて目が充血?』
 〜最近流行している「まつ毛エクステ」で危害に遭う方が増えています〜

 まつ毛1本ずつに接着剤で人工のまつ毛を付ける「まつ毛エクステンション」(以下、まつ毛エクステ)は、つけまつ毛よりも自然に仕上がるということで流行し、それに合わせるように全国の消費生活せんたーへの危害の相談も年々増加傾向にあります。
 増加の原因としては、まつ毛エクステは法的規制がなく誰でも行うことができるため店舗数が急増し、それに伴い、施術水準の低い店舗が増加していること、まつ毛エクステに使用される接着剤は、配合成分に関する表示に法的義務がないため成分不明のものがあり、目に入った場合やアレルギーに対する対応がされないこと等が考えられます。

まつ毛エクステによる危害内容
@施術を受けてすぐに充血した。接着剤が原因と判明。
A接着剤が目に入り、角膜炎とドライアイになった。
B施術を受け結膜炎のように目が赤く腫れた。
C施術を受けたが、まぶたが痛みまつげの半分が損傷を受けた。 等
まつ毛エクステ用の接着剤によるかぶれ、眼の損傷が大半を占めております。


消費者へのアドバイス◇
1、まつ毛エクステは、よく考えてから行いましょう。
 まつ毛エクステは法的規制がなく誰でも行うことができるため、店舗数は急増し、店舗数の増加とともに、施術水準の低い店舗が増加しています。施術を受ける場合は、技術力のある技術者がいる、施術前のカウンセリングを十分に行う、施設の衛生管理が行き届いている店舗にお願いしましょう。

2、まつ毛エクステ用の接着剤の成分を確認しましょう。

 まつ毛エクステ用の接着剤には配合成分の表示の法的義務はありません。そのため含有成分の表示がないものがあります。粘膜の弱い目周辺部に使用するものですので、施術前には、成分の確認を必ず行いましょう。また、体質によってはアレルギーを起こす成分が含有されている可能性もあります。特にアレルギー体質の方は注意しましょう。

3、まつ毛エクステ用の接着剤が目に入った場合は直ちに対処しましょう。
 まつ毛エクステに使用される接着剤は、主に「シアノアクリレート系接着剤」です。 人体にもよく接着するため注意が必要です。 特に目に入った場合は流水で15分間以上洗眼し、直ちに医師の診断を受けましょう。 目をこすったり、はがし液等の溶剤の使用は絶対にしないように。



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