宗教法人・北海道福音伝道会
北海道聖書学院
Hokkaido Bible Institute (HBI)
HBIの紹介
「少年人要見異象。 老年人要作異夢」
北海道聖書学院院長 八尋 勝
北海道大学の前身である札幌農学校で教頭を務めたクラーク博士は「少年よ、大志を抱け」という有名な言葉を残しました。これと似た聖句が、新約聖書使徒の働き2章17節にあります。 新改訳では「青年は幻を見、老人は夢を見る。」(<幻>と<夢>は同義語)と訳しています。漢訳では「少年人要見異象、老年人要作異夢」です。
この聖句は第一に、聖霊の約束を意味します。 ペンテコステの日に聖霊が降臨して旧約聖書ヨエル書2章28,29節の預言が成就しました。そして現在も成就し続けています。第二に、すべてのキリスト者の使命を意味します。すべてのキリスト者は聖霊の力を受けて福音の証し人になるのです。第三に、聖霊による祝福を意味します。すべてのキリスト者は聖霊によって聖書を理解し、神を知る知識に満たされ、御霊の賜物を用いて神と人々に仕え、神の国の完成を待ち望む祝福が与えられているのです。 16世紀の宗教改革者カルヴァンはこの使徒2章17節の注解で、「主はこの同じ約束によってわたしたちすべてに公平に日ごとに聖霊をお与えになるのである。 それで、もしわたしたちが乏しいとすれば、それはもとよりわたしたちの怠惰から来たものでしかない。」と警告し励ましています。あなたが青年であれ、老人であれ、聖霊の満たしと導きを求めるなら、<幻を見・・・夢を見る>約束、使命、祝福の人生となるのです。
私は自分が老年になったせいか、漢訳を好むようになりました。「少年人要見異象、老年人要作異夢」青年は良い意味でも悪い意味でも異象(ビジョン)を求めるものです。ですから良い意味において<要見異象>(ビジョンを見ることを要する意味ではなく、ビジョンを見るようになる意味)が必要です。老年になると逆に良い意味でも悪い意味でも異夢(ドリーム)を求めなくなる傾向があります。ですから良い意味において<要作異夢>(夢を作ることを要する意味ではなく、神の働きに与るようになるという意味)が必要です。 ちなみに、<要作異夢>(英語はdream dreams)の原語を直訳すると「夢を夢見る」(受動態)です。夢を与えて実現させてくださるのは聖霊のお働きだからです。
豊臣秀吉はその辞世の句で「難波のことは夢のまた夢」と詠みましたが、キリスト者である青年たちよ。老年たちよ。私たちはそのような人生で終わってはいけません。キリストの恵みを無駄にしてはなりません。聖霊による約束、使命、祝福に与って参りましょう。そのためには訓練を受ける必要があります。それを聖霊によって示され、あなたが属しておられる教会があなたを遣わしてくださるなら、教会協力によって立てられている神学教育機関の一つである北海道聖書学院は、あなたをお受け入れすることができます。共に聖霊に満たされて、ビジョンに燃え、御国の到来を夢見させていただこうではありませんか。