宗教法人・北海道福音伝道会

北海道聖書学院

Hokkaido Bible Institute (HBI)

カリキュラム


海外研修

当学院のカリキュラムのひとつの大きな特徴は、在学中に、約2週間海外の宣教地を訪問し、 研修する制度です。この制度は1988年から隔年に実施され、これまでインドネシア、フィリピン、 パキスタン、中国本土、パプア・ニューギニア、モンゴル等を訪れました。
2011年度は、学生8名+教師・講師2名のチームが、7月20日(水)〜8月5日(金)にかけて、シンガポール・インドネシアを訪問しました。皆様の祈りの支えに、心から感謝申し上げます。

Prayer Letter「神我歩路!(シンガポール)」はこちら
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月/日
訪問先等
内容
7/20(Wed.)
シンガポールへ
HBIを朝5:30に出発し、新千歳発7:50の便で出発。成田での乗り換えを含めたフライトは、台風の影響が心配されましたが、一切が無事に守られ、シンガポール・チャンギ国際空港にほぼ定刻の17:05(現地時間)に到着しました。皆様のお祈りに、心から感謝します。
「成田から7時間。ドキドキの税関…(汗)、『サイトスィーング…』って練習したのに、会話ゼロ!!でした!!」(OH姉)

宿泊先のYMCAに到着後、ラッフルズ・シティ内のフードコートで夕食。学生たちにとっては、シンガポールの食文化とのファースト・コンタクトでした(しかし食文化以上にショッキングだったのが、強烈に効いた室内の冷房…)。そして、先日HBIを訪問してくださったシェリエル姉と、今回訪問する教会のダニエル兄が、フードコートに来てくださいました。感謝!
「おいしかったけど、クーラーが効きすぎて寒かった。デザートを頼んだ人から少しずつ分かち合うことができ、とてもおいしかったです」(MK兄)
7/21(Thu.)
オリエンテーション
この日のスケジュールは、主の前に静まる時から始まりました。蔡香師の指導のもと、主のみことばの前に静まり、自分の状態を知り、そのような自分に対する主の語りかけに耳を傾けるこの時間は、今回の海外研修全体を主からのお取り扱いとして各自が受けとめるために備えられた、大切なひとときでした。
昼からはセントーサ島へ。「イメージ・オブ・シンガポール」では、現在のシンガポールを形成している民族・文化・歴史について学びました。そしてシロソ砦では、日本という国が、シンガポールに対して行った事実を目の当たりにしました。歴史の事実を受けとめ、罪ある世界の姿を直視し、私たちの宣べ伝えるべき福音の真価を思いめぐらす一日となりました。
「祈りと御言葉の黙想でとても恵まれ、一日をスタートすることができました。博物館においては、日本がしてきた大きな過ち、人の罪の根のおそろしさを間近に感じる時となりました。セントーサ島の緑の深さ、食文化の多様性に楽しむひとときでもありました」(TK姉)

7/22(Fri.)
ハイポイント
この日向かった先は、私たちの宿泊先のある中心街とは明らかに様子の違った地域(札幌で言えば、すすきのに相当するエリア)でした。ここにあるHighPoint Community Services Association (HCSA)は、福音的なキリスト教信仰に立ち、出所者の社会復帰支援を中心とした、各種の社会参与活動を行っています。
私たちは到着後、施設内のDevotion Timeに急遽参加して特別賛美をし、次いで多くのボランティアの方々とともに、食事作り(1200食分!)に参加。配布先のコミュニティでは、この働きが人々に受け入れられていることを実感しました。
午後はHCSAのスタッフ(責任者のダニエル師は、蔡孝全師の大学時代からの友人とのこと)から説明を受け、またHCSAのプログラムを通して救われ、回復して、現在はHCSAのスタッフとして労されている方の証しを伺うことができました。シンガポールの教会が取り組んでいる社会参与の働きとその姿勢から、日本の私たちが学ぶべきことは、一言では言い表せないほど、多種多様なものがありました。
「弱っている人、助けを必要としている人の隣人となっている働きを、ほんの少しだけど見ることができ、働きに加えてもらえて感謝でした。主の御業はことばや文化を超えて、広く豊かなものだと感じました」(NM姉)

現地クリスチャンホーム
HCSAの最寄駅まで、ジェフリー・チュー兄が車で迎えに来てくださいました。チュー一家は、日本での働きのために、ここシンガポールで長年祈り続けてくださっているクリスチャンホームです。今回も私たちを本当に温かく、また盛大にもてなしてくださいました。また私たちも、このご一家のうえに、主の祝福を祈りました。
夕食後、デザートの前に、周辺の夜店や中元節の様子を見て回りました。観光旅行では見ることのできない、シンガポールに住む人々の日常の生活を見せていただきました。
「ChewさんFamilyは、いつも日本のため、HBIのため、祈ってくださっているご家族で、私たちを温かく迎えてくださいました。美味しいお料理と、楽しい交わりによって、シンガポールに来てからの緊張感がいやされました。主にある交わりに感謝!」(YM兄)
7/23(Sat.)
(休日)
この日はオフで自由行動…のはずが、なぜか午前11時に学生たちが全員集合。というのは、近くのショッピングモール内に見つけたコインランドリーに行くため(ちなみに、洗濯・乾燥ともに1回5ドル)。シンガポールの熱さをまとった衣類をきれいに洗い、この先の長い旅に備えます。洗濯が終わるまでの時間を利用して、ショッピングモールの店内を見て回り、現地の人々の生活を肌で感じました。
洗濯の後は、本当にそれぞれの自由時間。宿舎でゆっくりと休む者、外出を楽しむ者、そしてかつてお世話になった働き人との再会を果たす者、それぞれにとって、有意義な休息の時が与えられ、感謝です。備えられた休みを経て、また明日からの活動に向かいます。
7/24(Sun.)
ホープ長老教会(Hope Presbyterian Church)
礼拝前の時間に、震災の報告会を行いました。用意された部屋には、多くの人が集まり、被災状況の報告やボランティアの証しに耳を傾けてくださいました。遠く離れた日本のために、多くの方々が共に祈りをあわせてくださり、本当に感謝でした。
礼拝は11:00から。開始5分前から前方のスクリーンにカウントダウンが映し出され、コンテンポラリーな賛美が多く歌われる、「最近のスタイル」の礼拝式でした。ここでは、杉本兄が英語で救いの証しを語り、また学院生が「威光・尊厳・栄誉」を歌いました。
礼拝後は1F部分のオープンスペースで昼食。英語を話すシンガポールの方々だけでなく、長期出張や永住目的で来られている日本人の方々とも、交わりの機会が与えられました。
この教会は以前から、蔡師の働きを覚えて祈ってくださっています。そのため、HBIのこともすでに知っている方が多いのですが、今回の訪問で、より身近に感じていただけたようです。
「皆さん熱心に聞いてくださいました。祈る言葉は日本語・英語と違っても、同じ主を見上げて祈れることが、本当に感謝でした。」(YM姉)

シンガポール日本語キリスト教会
ホープ長老教会の方々に車で送っていただき、日本人教会の礼拝へ。聖公会の会堂を借りて、14:30から礼拝が行われています。ここでは、小原姉がマルコ5:25-34から「真の癒し」と題してメッセージをとりつぎました。多くの教会員の方々から「聞きやすく、分かりやすかった」と感想をいただきました。他の学生たちも、賛美の奉仕をさせていただきました。
また、昨年秋、秋のHBI特別公開講座でご奉仕いただいた直後に帰国されたジトー師ご夫妻が、この教会に足を運んでくださっています。久しぶりにお会いできて、本当に感謝でした。
「シンガポールの地においても、日本の方々と共に日本語で神様を礼拝することができ、とても感動しました。海外で救われてその地で信仰を守っている方、また救われてから日本に帰ってきて教会に繋がっていく方が増えている中で、ディアスポラ宣教のために祈り、考えていかなければならない働きだと改めて教えられました。」(SJ兄)
7/25(Mon.)
散策
ここシンガポールでは、複数の民族が暮らし、コミュニティを形成しています。午前中はそのうち、リトル・インディアとチャイナタウンを中心に散策し、それぞれの民族が生活している姿を直に見てきました。
リトル・インディアは、今回の宿泊先から徒歩で行ける圏内にありますが、そこはひとつの別世界。インド人の服装やベジタリアン向けの屋台などが並ぶ街並み、そしてヒンズー教寺院には、大勢の人が礼拝のため訪れていました。
そこからMRTで3駅乗ると、今度はチャイナタウン。歴史のある街並みの中には、中国の寺院だけでなく、ヒンズー教寺院やイスラム教のモスクも並び建っていました。さらに隣り合わせてあるのが、現代の金融街、ラッフルズ・プレイス。歴史と多くの価値観が、小さなエリアに密集し、共存していました。
宗教的なことも含め、彼等の行動や価値観は、正直なところ私たちが受け入れ難く感じるものもあります。しかしそれぞれの民族のコンテキストの中で理解し、共存し、その上でキリストの救いがもたらされるよう祈り、また私たちもどのように向き合っていくべきか、深く考えさせられました。
「シンガポールに来ているのに、まったく違う国に来ているような錯覚になりました。そして、それぞれにあるお寺や宗教の数々…。神様はどのように見て、どのように福音を伝えようとしているのか…。わかることは、主は一人一人を愛されていること…」(OH姉)

リァウ諸島訪問準備
お昼過ぎに、ホープ長老教会のポール宣教担当牧師が私たちのところに来てくださいました。遅めの昼食を共にしながら、明日からのリァウ諸島訪問に向けた話し合いの時を持ちました。「柔軟に(flexible)順応し(adaptable)、教えられやすく(teachable)あるように」というアドバイスは、私たちにとって本当に必要なものでした。
その後は、島の子どもたちと接するためのさまざまな準備をし、明日以降の働きに備えました。
「打ち合わせで、さまざまな注意事情を聞き、私たちが普段思いつかないような気配りが必要であると気が引き締まる思いでした。そして、パウロ師の働き、シンガポールの教会とのネットワークの広さ、宣教の業の熱心さを感じることができました」(TK姉)
7/26(Tue.)
インドネシア・リァウ諸島
シンガポールからフェリーに乗り、1時間強でインドネシア上陸。そこからワゴン車での1時間半を通して見たインドネシアの景色は、シンガポールとはまったく異なるものでした。未舗装の小道に入り、たどり着いた船着き場はマングローブの林の中。そこから「サンパン」という小舟で、この3日間お世話になるケイロン(海上家屋)へ。まるでテレビの紀行番組の世界に入り込んだような旅の果てに、一言では言い表せない、本当に素晴らしい宿泊先が備えられていました。クリスチャンの方が経営するケイロンなので、リトリートで訪れる方もいらっしゃるそうですが、宣教チームとして日本からここに来たのは、私たちが初めてなのだそうです
この日は午後の島訪問は行わず、周辺の人々の事情や、このケイロンの働きが始められた経緯について説明を受けました。また、ここで働くクリスチャンのスタッフの方々と顔合わせをし、お互いの言語(インドネシア語・日本語)での賛美を歌い交わしました。このような交わりが備えられ、共に労することができることを、心から主に感謝します。
「シンガポールからインドネシアまで、4時間の違いだけで、景色が全く違うのに驚きました。ケイロンからは一面見渡す限り海で、この海を造られた神は、この海よりも大きい方であると思うと、神の大きさはいったいどれだけなのかと思わされました。夜も、さそり座が美しく輝いていました。『あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見ますのに、人とは、何者なのでしょう…(詩編8:3-4)』」(MK兄)
7/27(Wed.)
この日の午前中はJ島に向かいました。島の学校に学ぶ20人強の子どもたちを対象に、日本について紹介し、一緒に遊ぶプログラムを用意したのですが、文化の違いは予想以上に大きく、私たちも戸惑う場面がしばしばありました。それでも、言葉の壁を越えて精一杯コミュニケーションを取ろうとするとき、子どもたちが少しずつ反応してくれたことが感謝でした。この島では、地元の神学校を卒業した方がインターンとして働いている、キリスト教系幼稚園の働きが始められています。そのスタッフのために祈りを合わせ、J島を後にしました。
午前中の反省をもとにプログラムを練り直し、午後はK島に向かいました。ここの子どもたちは大変礼儀正しく、私たちの用意したプログラムに、積極的に参加してくれました。また、会場となった学校の教師の方が手伝ってくださったり、お母さん方も好意的に見守っていてくださいました。今回私たちを受け入れてくださった宣教チームの地道な働きが、この地域の方々に受け入れられていることを強く実感しました。すべてのプログラムを終えて帰ろうとしたとき、子どもたちひとりひとりが、私たちにていねいに敬意を表してくれ、またサンパンの船着き場まで見送ってくれました。その姿に、言葉にならない大きな感動を覚えました。
「どこへ行っても子どもの笑顔は最高!!さまざまな違いはあるけれど、神様に造られた同じ尊い一人ひとりなのだと改めて実感。そして、現地スタッフを通して積み重ねられてきた土台のうえに、私たちも各約1時間のプログラムだったけれど加えていただけて感謝でした。福音を直接語れなくても、キリストの愛が確かに伝えられていると感じ、主の御名をあがめました」(NM姉)
7/28(Thu.)
リァウ諸島での最終日となるこの日の午前中、私たちはS島に向かいました。ここの小学校では、小・中・高学年の3クラスで授業が行われています。保守的なイスラム圏に属するこの島の学校からのリクエストをもとに、私たちは日本の紹介・折り紙・歌をそれぞれ担当する3チームを編成して、各クラスを回る形で「授業」を行いました。前日まで受け入れ体制が懸念されていましたが、日本から突然やってきた私たちを、子どもたちが受け入れてくれたことに感動するとともに、ケイロンのスタッフとこの島の住民たちの間に、すばらしい信頼関係が築かれていることを実感しました。
天候も守られ、行きたいと願っていた3島すべてを期間内に訪問することができましたが、これは奇跡的なことだと、ポール師から伺いました。今回のプロジェクトのために労してくださった方々と、なにより、すべてを守り導いてくださった主に、心から感謝します。
名残惜しい気持ちで、ケイロンのスタッフに感謝と別れを告げ、午後2時にサンパンで帰途につきました。ワゴン車・フェリーと乗り継ぎ、行きとは逆ルートをたどりながら、短時間のうちに激しく変化する周りの風景に驚きを感じました。シンガポールに到着したのは現地時間で午後6時半過ぎ。3日ぶりに見るシンガポールの街は、人工的にまぶしく感じられました。
「たくさんの困難な状況があった中で、主が導いて下さった今日の小学校。しかし、私の心の中には多くの恐れや不安がありました。保守的なイスラム圏においてケイロンのスタッフたちが苦労して積み上げてきた信頼関係を崩さないようにしなければという気負い、急に変更になったプログラムを行わなければならない不安、インドネシア語への通訳者が足りないという状況への不安、など。そんな私たちに、主は子どもたちの笑顔や、徹底して愛をもって仕えて下さるケイロンの方々の助けなど、多くの恵みを与えてくださいました。『主の山には備えがある』ことを身をもって体験した一日でした。」(YM兄)
7/29(Fri.)
シンガポール・バイブル・カレッジ
宿泊先からバスで30分、シンガポールの普段の朝の光景を見ながら、シンガポール・バイブル・カレッジに向かいました。2名の学生の方にキャンパスを案内していただいたのですが、規模の大きさや整備された設備、それを用いて行われている教育(英語神学科・中国語神学科・音楽科・カウンセリング科の各コース)の様子に、正直驚きを隠せませんでした。
チャペルでは蔡孝全師が、現代における海外宣教の課題について語りました。また私たちも、日本の宣教の賛美歌として「Send Me」を歌いました。各国から集まってきた学生たちと共に主を仰ぐことができ、感謝でした。
続いて、申命記の授業に参加させていただきました。講義も質疑応答ももちろん英語。ことばの壁を痛感すると同時に、教える姿勢・学ぶ姿勢から多くのことを教えられました。
学内の食堂で食事を共にした後、日本宣教のための祈り会を持ちました。日本の教会のため・宣教のため・震災のため、初めて出会った学生の方々と、真剣に祈り合うことができ、主にある交わりの力強さをひしひしと感じました。
「ここはシンガポールで一番大きい神学校だそうで、聴講生も含めると500人(!)にもなるとのこと。スケールの大きさを感じました。シンガポール・中国はもちろん、フィリピン・ミャンマー・韓国・モンゴルなどなど、さまざま国の学生が学んでいることを知り、ここでも『多民族・異文化』を体験しました。自分が持っている『多様性』のイメージの狭さを感じ、刺激を受けました。」(YM姉)
7/30(Sat.)
(休日)
前日の夕方から、1週間ぶりの休日に入りました。これまで支えられていることを感謝する一方で、いつもとは異なる地での生活・初めての経験の連続で、自分たちが感じている以上に疲労が蓄積していることも事実なのでしょう。1週間前の休日と比べて、休養を重視する者が増えているように見えました。
そのような中でも、それぞれが少しずつ、明日以降の研修・奉仕に備えています。
一部の学生は、この日の夕方、市内のメガチャーチの土曜礼拝に出席し、あくまで一参加者として、自分たちの親しんでいる規模とはまた違う礼拝の姿を目の当たりにしてきました。
「シンガポール中心街にあるビルのコンベンションセンターを貸し切っての礼拝は、数千人もの多くの人でうめつくされ、さまざまな国・異なる世代の人々が共に集い、一つとなって主をほめたたえるすばらしい時でした。その様子は、黙示録7:9-10にある天国の情景を思い出させ、とても感動させられました。日本でも同じように多くの人々が救われ、共に集い、共に主を礼拝する日が来ると励まされ、その希望を忘れずに主に信頼していこうと祈らされました。」(SJ兄)
7/31(Sun.)
バートリー・クリスチャン教会
MRTで向かった先の駅の出口から地上に上がると、目の前にいきなり現れたのはバートリー教会の入口!地下鉄直結の立地の良さと、整った設備に驚かされました。
この日の礼拝は、同教会に集う各民族の方々が、それぞれに賛美やダンスを捧げる合同礼拝でした。背景の文化も含めた豊かさや(HBIの女性陣も、浴衣を着て参加しました)、盛りだくさんの内容を分刻みでマネジメントして全体を支えるスタッフの方々、そして礼拝を導くパスタ―たちの姿に教えられ、何より、共に主を見上げて礼拝する恵みにあずかりました。蔡師による礼拝説教が終わった後、学生たちも段上に登り、「Send Me」「One Voice」の2曲を賛美。特に「One Voice」では、礼拝に集うすべての方々が民族を超えて共に主を賛美する姿に、ソングリードしている私たち自身が大きな感動を受けました。 礼拝後は、「Love Japan」と題して、日本について紹介するプログラムを行いました。お茶やようかんを用意し、日本に関するクイズやHBIの紹介、そして村田兄の証し、最後はHBIのために祈っていただく時間を持ちました。ここは蔡師を送り出している教会であり、日頃から日本に高い関心をもって祈ってくださっているのですが、実際に日本から来た私たちの姿を通して、より具体的なことがわかったという感想を多くいただきました。集まった約60名の方々の祈りに、私たちの側も力強い励ましを受けました。
「1000人を超える人々が、いろんな国の人々が、男性も女性も、子どもから大人まで、みんなで同じ、唯一の主を礼拝するという体験は“感動!!”でした。Love Japanにも、たくさんの人が来てくださり、日本・HBIのために祈り、支えてくださり、祝福の一日でした。」(OH姉)
8/1(Mon.)
マレーシア・ジョホールバル
今回は時間が限られていることもあり、地元旅行業者の日帰りツアーを利用しました。シンガポールからマレーシア・ジョホールバルを隔てる海峡の幅は約1km。バスでの移動時間そのものは短かったのですが、海峡を横切るコーズウェイの両端で、それぞれ出国/入国手続きを経る必要がありました。目と鼻の先にあっても、そこには国境が存在することを実感しました。
マレーシアはイスラム国であり、ちょうどこの日からラマダン(断食月)に入ったところでした。ガイドさんの説明の端々にも、イスラムの信仰が生活に浸透していることが感じられました。ツアーなので、直接見て回るのは観光地的なポイントが大半でしたが、バスで通り過ぎる町の風景などあちこちに、人々の暮らしを感じました。
「シンガポールとは目と鼻の先ですが、言葉・物価・文化・街並みも違っていました。マレーカレーを初めて食べましたが、今までにないおいしさで驚きました。この地の人々のためにもイエス様は十字架にかかってくださったことを覚え、人々が救われることを心から願わされました。」(MK兄)
8/2(Tue.)
バートリー・クリスチャン教会 一昨日の礼拝に参加させていただいた教会に、再び足を運びました。今日はこの教会のスタッフが行っているデボーションに参加させていただきました。各分野を担当する牧師が数人おり、さらに共に労するスタッフの方がいます。今回は休暇中で参加できないスタッフが多いとは伺いましたが、それでも私たちのチームより、参加しているバートリー教会のスタッフの方が多いくらいでした。その人数の多さだけでなく、皆さんの仕える姿勢・教会のさまざまな取り組みの姿から、多くのことを教えられました。
「教会のスタッフの皆さんに温かく迎えていただいて感謝でした。喜代美姉の証し、村田兄のショートメッセージにも皆さんうなずきながら聞いてくださり、国や言葉が違っても、唯一のまことの主を信じている一つの家族であることを感じました。主が世界中の救い主であることを、今日もまた憶えさせられました。」(YM姉)

OMF・日本祈り会
夕方にOMFシンガポール事務所を訪問させていただきました。OMFの根幹にある考え方や現在の取り組みなどについて、ダニエル総主事からお話を伺いました(ダニエル師によると、OMFシンガポール事務所を訪れた日本の神学校は、私たちのチームが初めてだそうです)。
ジトー師ご夫妻と夕食を共にした後、19:30から祈り会。学生の賛美・証しのほか、蔡師が震災について報告しました。ここに集まってこられた方々は、やはり日頃から日本への関心をお持ちの方が多く、「日本語を学んでいます」という方もずいぶんおられました。実際に日本を訪問したり、所属教会で日本のための祈り会を開いたり、それぞれの取り組みを伺って励まされました。もちろん、共に日本の働きのために祈れたことが、何よりの感謝でした。
「日本語を勉強して日本人に福音を伝えたいと願っている方、将来フルタイムで日本に宣教に行くというビジョンを持っている方、またつい先月、東北の被災地で2週間ボランティアの活動をされてきた方など、日本に重荷を持っておられる方が多くいて、とても励まされました。日本の宣教が多くの宣教師の方々と、送り出してくださっている各国の兄弟姉妹によって支えられていることを忘れず、どのような時も主に仕えていこうと、新たな力を与えられました。」(SJ兄)
8/3(Wed.)
ディサイプルシップ・トレーニング・センター(DTC)
DTCは、日本の福音派とも繋がりの強い神学校であり、私たちの周りにもここで学んだ方々がおられます。MRTで最寄駅まで向かい、そこでバートリー教会のアルヴィン師(DTCでも教鞭をとっておられます)に車で迎えていただきました。校舎の中には、卒業生の様子や祈祷課題などの掲示物がたくさんあり、日本の教会とのつながりも感じられました。
12時過ぎからのチャペル(HBIでいう「後チャペ」のような形)に参加させていただきました。ここで現在学んでいる12名の学生は、東アジアの各地から来ています。うち3名はこの7月に入学された日本人でした。チャペルの後、昼食の交わりに加えていただき、各国と日本の事情や、それぞれの神学校で学んでいる様子について、共に分かち合うことができました。
シンガポールで訪問した教会・施設には珍しく、ここでは冷房が入っていませんでした。全開の窓、広いラウンジのようなスペースで自然体で持たれる礼拝のひととき、ひとりひとりの学生の素朴な笑顔、それらのひとつひとつから、ここで行われている神学教育の良さが感じられ、感謝でした。
「アットホームな神学校でした。規模的にもHBIと似たような感じで、親しみを覚えました。初めて出会った人たちですが、主にある兄弟姉妹であり、共に礼拝をささげられるのだと感動しました。その後の昼食も、とてもおいしくいただきました。」(NM姉)

今回の海外研修における、教会訪問等の予定はひとまずここで終了。DTCからの帰り道、蔡師の案内で、MRTの駅に直結した、郊外型のショッピングセンターに向かいました。ここで、それぞれの家族や、祈り支えてくださる方々へのお土産を購入。「これはお買い得」「こういう買い方もできる」アドバイスをいただいても、品物の山を目の前にして悩みまくる学生たち。「買い物をする」ということもまた、現地の文化を体験する一つの方法なのだと考えさせられました。
8/4(Thu.)
(反省会・感謝会)
約2週間の海外研修を振り返る、静まりのひとときを持ちました。到着した翌日と同様、みことばの前に静まり、この海外研修の中で、神様がそれぞれに見せてくださったもの、なしてくださったみわざを、改めて見つめるひとときが与えられ、今回のすべてのうちに主権をもって働いておられた主を見上げることができました。静まりの後は、それぞれが短く恵みの分かち合いを行いました。夜の便で私たちは日本に戻りますが、それが終わりではなく、帰国してからの日々の中で、振り返りを深め、主に応答した歩みをしたいと思わされました。
感謝会を兼ねた昼食では、シンガポールで味わった豊かな食の恵みを、改めて覚えました。また、このチームで来れた恵みをかみしめました。

日本へ
宿泊先のYMCAのご厚意で、夕方までそれぞれの部屋を使うことが許されました。少し余裕をもって出発に備えることができ、本当に感謝でした。
17:30にチェックアウトし、ジャンボタクシー2台に分乗してチャンギ空港へ。それぞれのスーツケースはお土産でいっぱいで、オーバーウェイトを回避するために手荷物との振り分けを行う人も多くいました。シンガポールでの最後の食事に蔡師が案内してくださったのは、なんと空港内の従業員向けフードコート!最後の最後まで、シンガポールの食文化を味わうことができました。
ジトー師ご夫妻、ダニエル兄、そしてポール師ご夫妻が、私たちを見送るために駆けつけてくださいました。いつの日かの再会を願い、また蔡師ご夫妻もここでお別れ(そのままシンガポールでの休暇に入られます)。21:45シンガポール発の便で、いよいよ帰国の途につきました。
8/5(Fri.)
帰国
シンガポールからの深夜便の機内では、さすがに十分に眠ることはできませんでした。朝4時(!)に機内食で朝食。羽田空港に到着したのが日本時間の朝6時。このまま実家に帰るメンバーもいるため、ここで祈って解散しました。
札幌に戻るメンバーは国内線に乗り換え、午前9時半過ぎに新千歳空港に無事到着しました。事務の原田姉らが出迎えてくださり、それぞれの家まで車で帰ることができました。
すべてのうちに主の守りが豊かに備えていること、そして多くの方々の祈りによって支えられていることを、全日程を通して覚えることができました。心から感謝します。


【海外研修Prayer Letter「神我歩路!(シンガポール)」】



2011年度参加メンバー