++その他++

そして誰もいなくなった


  ◇ 話の内容 ◇

   インディアン島に手紙で招待された見ず知らずの8人。
   島に立つ屋敷には召使2人以外は誰も居らず、館の主が姿を見せない事を不審に
   思う。


   マザーグースの十人のインディアンの歌に見立てて次々に起こる連続殺人事件。・・
   最後には意外な結末が…。



  ◆ 感想 ◆

   この「そして誰もいなくなった」はクリスティーの代表作で、映画化されたりもして有名
   な作品ですが、名前は知っていても読んだ事の無い本でした。
   読んでみた感想は、やっぱり世間一般で高く評価されているだけあってよく出来てい
   る話しだなぁと思いました。

   話は、10人のインディアンの歌に見立てて連続殺人が起こっていくのですが、よく考
   えてみたら、殺される方法がヒントになってるんだから、警戒してれば殺されないの
   では?と思うのですが、そこを旨く隙を突いて殺人が起こっていくんですよね。
   犯人はどのようにして誰にも気づかれずに次々と殺人を犯していくんだろう?と興味
   心身で読んでいました。

   最後まで読んでみて、話的には凄くよく出来ていて面白い話だと思いましたが…、
   犯人が分かった時の感動ってゆうか驚きが薄かった様に思いました。何でなんだろ
   う??そこまで手の込んだ事をしてまでなぜ彼らを殺したのかと言う理由が希薄な
   感じがしたからなのかなぁ?と思います。
   う〜ん…、似たような話の構成の「十角館の殺人」を先に読んでいたのもあるのか
   なぁ?…^-^;
   でも、ミステリーが好きな人なら読んでみて損はない小説だと思います(^-^)




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