++妖怪シリーズ++

姑獲鳥の夏


  ◇ 話の内容 ◇

   雑木ヶ屋に、20ヶ月の間、子供を身籠もっている妊婦がいるとゆう・・・それだけでも驚異
   なのに、その妊婦の夫は1年半前に密室の状態の部屋からいなくなってしまったらしい・・・。
   中禅寺秋子からその噂を聞いた関口巽は、京極堂の元を訪れるが・・・。

   探偵の榎木津や刑事の木場も加わり、この奇怪な事件の真相を探るが、最後に思わぬ
   結末が・・・。



  ◆ 感想 ◆

   この小説を最初に読んだ時、ミステリー小説だと思って読み始めましたが、怪奇小説の様
   な感じもあって、普通の推理小説とは何かちょっと違う様な感じで面白かったです。
   読み始める前からページ数が多いから、これは最後まで読めるかなあと思っていましたが、
   読み始めてみるとすんなり話の中に入れて一気に読めた感じでした。
   登場人物にそれぞれ個性があってあきなかったし、京極堂の蘊蓄話は、そう言う考え方も
   出来るんだなぁと思うような所もあったりして、(でも ちょっとついていけない所もありました
   が^-^;)面白かったです。

   ところで京極堂が干し菓子を入れている例の入れ物は凄く悪趣味だなぁと思いました(笑)
   中に入っているお菓子を進められても食べる気しないよなぁ〜^-^;





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