++荒神伝シリーズ++

荒神伝1 異形の封域


  ◇ 話の内容 ◇

   泊山神社の宮司の跡継ぎの瀧宮修司は、祖母の反対を押し切って警察官になった。
   「勘当する」と突然手紙を送ってきた祖母に不自然さを感じ、半年ぶりに故郷の村、泊山に帰っ
   て来る修司だが・・・。

   修司の代わりに泊山神社の宮司になった親戚の芳人の様子が、以前とは別人になっていた。
   何かあった様だが・・・。

   そんな時、修司の身に異変が起こる・・・。



  ◆ 感想 ◆

   荒神伝シリーズ第1巻です。
   神無月さんは、荒神伝を書かれる前に、「マインドチェイサーシリーズ」を書かれていたのです
   が、私はこの「マインドチェイサーシリーズを読んでから、神無月さんのファンになりました(^-^)

   この荒神伝シリーズは、修司が芳兄の事を、自分の命もかえりみずに一生懸命助けようとす
・・
   る所が健気で可愛いなぁと思います。
   この話に出てくる登場人物の中で一番インパクトがあるのは、杉浦秀明だと思います。
   木が好きで、特に名前に一字入っている「杉」が好きらしいですが、この人のしゃべりっぷりは
   凄いなぁと思いました(笑)
   面白いキャラクターです。







荒神伝2 沈黙の魔都


  ◇ 話の内容 ◇

   魍魎に取り付かれた秀人を助けるためには、荒神を復活させるしかないと知った修司は、杉浦
   とともに荒神復活に必要な未だ見つからない残り1つの封印、「闘い」の力を探し出そうとする
   が、荒神の力を悪用しようとする者に邪魔をされてなかなか思うように行かない。

   そんな中ついに最後の「闘い」の力の封印が解かれるが・・・。



  ◆ 感想 ◆

   今回はアクション場面がたくさん出てきます。
   芳人を助ける為に修司は焦りますが、そんな中でも、杉浦は相変わらず喋りまくっています(笑)
   実際に側にいたらうるさそうな人だなぁと思いました^-^;
   でも私は、このシリーズでは杉浦が結構好きだったりします。

   ところで、この巻の話に出てくる、ミツバウツギの歌は実在するそうです。

   『朝日さす 夕日輝く ミツバウツギのその下に 小判千枚 のちの世のため』(引用)

   この歌を解読して小判千金を掘ってみてはどうでしょう!?(笑)
   本当に埋まってたらすごいなぁ・・・。
   でも、掘り出すのにはすごくお金が掛りそうだから無理でしょうけど^-^;







荒神伝3 解放の呪文


  ◇ 話の内容 ◇

   修司は、東京にある警察の秘密組織、「警察庁特殊警備保安三課」に杉浦と一緒に向かう。
   そこには修司達をおびき寄せようとする、殺し屋ウォルター・ダレスの罠が待ち受けていた。
   追いつめられた修司達は・・・。

   ついに三つの封印が全て解かれた今、修司は魍魎を倒して秀人を助けられるのか!?



  ◆ 感想 ◆

   荒神伝シリーズ最終巻です。
   東京に初めて来た、修司と杉浦の話のやりとりが面白かったです(笑)
   シリーズ最終巻と言うことで、最後まで色々あって楽しく読めました。

   あとがきに次の話は暗黒系入ってる愉快な話と書いてありましたが今から楽しみです♪




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