鬼哭。−続・清明− [上]・[下]


  ◇ 話の内容 ◇

   雪が舞う平安京に12年ぶりに修行の旅から戻ってきた清明は、京に入った途端、都の異
   変に気づく。
   都の人の服が香色(凶服=喪服)に見えたのだ。
   陰陽師寮に帰ってきた清明は、賀茂保憲(かものやすのり)の話で、清明が帰京する前、

   元旦と2日の夜にかけて、比叡山が炎上したという事を知る。
   その時、火事のなかで子供の笑い声がしたという・・・。
   次の日、中務省に呼ばれた清明と安憲は帰り道で、奇妙な子供の笑い声を聞く・・・。
   比叡山で聞こえた子供の声と関係があるのか?
   清明が天に見た凶兆とは!?



  ◆ 感想 ◆

   この本は「清明。−暁の星神−」の続編です。
   本当はこの話し、1巻で終わるはずだったらしいのですが、上下巻になってしまった様です。
   (現在「暁の星神」と「鬼哭」を掲載した本が出ています。)

   この「鬼哭。−続・清明−」は2冊まとめての感想を書きます。(手抜き^-^;)

   この本、話の内容は、続編から読んでも分かりました。
   話は重たいですが、結構面白かったです。
   陰陽師、(簡単に言えば占い師)安部清明(あべのせいめい)を知らない人にも楽しめると
   思います。
   私も安部清明という名前は聞いたことはありましたが、どんな人だったかは知りませんで
   した。
   清明自体、謎の多い人のようですし・・・。(う〜ん、勉強不足でゴメンナサイ^-^;)
   前回の話「清明。−暁の星神−」では、清明は少年で登場しているようですが、今回の話
   では清明は28歳です。
   化け物扱いされる清明が可哀想だなぁと思いました。
   結婚した相手からも怖がられて・・・。(T_T)
   最後、清明はどうなってしまうんだろうと思いながら読んでいました。

   ところで、この話に登場するほとんどの人が、実在していた人達なので、歴史に詳しい人
   ならまた、違った読み方が出来るんじゃないかなと思いました。
   この人はこんな人じゃないぞと思う人もいるかも知れませんが^-^;




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