ある閉ざされた雪の山荘で |
◇ 話の内容 ◇ 劇団「水滸」の演出家の東郷のオーデションに合格した七人は、東郷からの招待で、乗鞍高原 のペンション『四季』にやってくる。 七人は、東郷からの手紙の指示で、推理劇の芝居作りの為に雪の山荘に閉じ込められて、3日 間外に出られないという設定で滞在する事になる。 ただし電話をしたり外部の人と連絡を取ったりした時点でオーデションの合格を取り消されてしま う…。 そんな中でメンバーが次々に殺される…。 彼らは、これは本当に芝居なのか?と疑い始めるが…。 最後には驚くべき事実が隠されていた…。 |
◆ 感想 ◆ 芝居だと思っていた殺人が現実味を帯びてくる所が怖かったです。 主な登場人物が皆役者なので、誰かが嘘をついていても芝居かどうか分からない状態で、 疑いだしたらきりが無いような感じが何とも言えないなぁと思いました。 わざわざ本棚に、次々と殺されていくミステリー小説が数冊、新品で七人分そろえておく所・・・・ なんかは、手の込んだ事をするなぁと思いました…。 私は、今の所この小説が今まで読んだ東野圭吾さんの本のなかで1番好きです。 ここから下↓ネタバレ気味です。 しかし、某人物。あんなところによくずっといられたなぁと思うと、ちょっと怖いです。 (ある意味こっちの方が怖い^-^;) それだけ思いが深かったんですね・・・。 人の思いとゆうのは時には凄い力を発揮するものですよね。 この話の場合あまりいい方向では無いと思いますが^-^; |